国、グリーンピース「虹の戦士号」の辺野古停泊を拒否

国際的な環境保護団体・グリーンピースのキャンペーン船「虹の戦士」号は、世界各地の環境破壊が進む現場に駆けつけ、
それによって世界の注目を向けてもらおうという活動を行っている。

辺野古沖を目指して11月1日に那覇港に入港したが、乗組員の上陸さえも許可が下りていないという。

グリーンピースからの呼びかけを転載します。DVC00030.JPG

こんにちは、グリーンピース・ジャパン、海洋生態系担当の小松原です。

みなさんにささえられて、
虹の戦士号は11月1日に沖縄・那覇港に入港しました。
しかし昨日4日、内閣府は虹の戦士号の辺野古・大浦湾海域での航行申請を却下。
1週間にも及ぶ手続きと海上保安庁との入念な打ち合わせにもかかわらず、
却下の明確な理由さえ明らかにされませんでした。

虹の戦士号は、世界で起きている最も深刻な環境破壊の現場で、
そこで起きていることを世界中に発信することを使命とした船です。
もし辺野古・大浦湾での工事が本当に”正当”で、”環境への影響がない”というのであれば、
なぜ虹の戦士号の航行を却下する必要があるのでしょう?

大浦湾の『命の海』を守りたい。
それは、18カ国から沖縄までやってきた19人のクルー全員、共通の願いです。
虹の戦士号船長、マイク・フィンケンからのみなさんへのメッセージをお伝えします。

ジュゴン3歳になったばかりの息子のために、わたしは辺野古のジュゴンを守りたい。
もちろん、息子はわたしが航海に出ることをいやがる。
だが彼こそが、世界の美しさと尊厳を守るために、わたしがここにいる理由だ。

インドネシアの森林を燃やし、グリーンランドの氷河を溶かし、
わたしたちの小さな惑星は危機に瀕している。
それなのに、人間は武装という手段で互いを脅かしあっている。
飢餓や教育不足に苦しむ人々がいるのに、なぜ戦争に投資するのだろう。
平和こそが最大な防御だ。武力は不変の平和をもたらしたりはしない。

恐怖心から、人間は母なる地球を支配しようとしている。
沖縄のジュゴンに残されたわずかな生息地を奪い、生物多様性を壊そうとしている。
命を祝福し支えあうべきなのに、なぜわたしたちは武装しなくてはならないのだろう。

ジュゴンのために。
それが虹の戦士号の使命だ。

虹の戦士号船長 マイク・フィンケン

命の海のため、ふるさとのため、平和のために闘い続けている沖縄のみなさんに、
あなたも虹の戦士号のクルーと一緒に、いま声を届けてください。30秒でできます。
もう参加された方は、いますぐお友だちや周りの方にシェアしてください。
7日(土)23:59までです。

http://a06.hm-f.jp/cc.php?t=M422479&c=77122&d=8cd4

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン  海洋生態系担当 小松原和恵
『豊かな海の生態系を次世代に引き継ぐため日々活動しています』

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2015年11月6日リンクURL