19日は、5・15平和行進で沖縄を訪れた高知県平和運動センターの一行(14名)を渡嘉敷島に案内した。高知県の皆さんとはコロナ禍で休止の4年間を挟んで、20年近いお付き合いがある。
渡嘉敷島には「琉球・沖縄史の縮図がある」と、地元の研究者はいう。同じく沖縄戦の実相が濃縮した形で表出しており、ツアーの資料集は、まるで平和学習の参考書のようだ。地上戦、強制連行、特攻艇(日本軍の秘密作戦)「集団自決」、「慰安所」、「米軍基地による環境・経済・生活破壊」etc…。
無残な戦争の話ばかりでは辛いので、皆さんには、海や山、植物など渡嘉敷の自然も楽しんでもらうことにしている。
この日は、快晴とまではいかなかったが、そこそこお天気がよくて海の色が冴えていた。
真っ白い砂浜に打ち寄せる透明な波
ノボタン、月桃、ハマヒルガオ、アダンの実、蘇鉄の雄花。草むらは足を下ろすのをたまらうほど、小さい可愛いらしい花がいっぱい!
帰りの船を待つ港のターミナルで、目についたのは鯨のオブジェ。アートかと思いきや、こんな説明版がついていた。
クジラの身体にくっついて取れなかったり、体内から出てきた様々なプラスチック製品。私たちが何気なく捨てたものだ。
ホエールウオッチングのメッカでもある慶良間諸島。くじらにも健康で平和に生きる権利がある。
海の生物たちにも平和を!