女性が立ち上がらなければ この国はヤバイ! ~  9月13日の辺野古

 毎週水曜日は、辺野古行きのバス乗り場までモノレールに乗る。自宅近くの駅の発車は6時39分発。雲間から顔を見せた朝日に見送られるようにして乗車した。「今日も暑くなりそうだなあ」と独り言をいいつつ、「でも、私たち人間がこの地球で生きていられるのはお天道様のおかげなのだから」と思い直して感謝する。目的地までの車中は5~6分、自問自答しているうちに着いてしまう。「さあ!今日も頑張ろう!」と気合を入れ直してモノレールを降りる。

 9:00前、一回目の座り込み。この時間はほぼ毎週顔なじみの常連さんばかりだ。高齢者も多いので、しばらく顔が見えなかったりすると「〇さん、お元気かしら?」と気になる。辺野古の座り込みも10年経もつと、お互いにそういう存在になっている。

 そんなお一人80代のYさん。久しぶりにお会いしたので、聞けば「アメリカ在住の娘と孫たちに会いにロスまで行ってきた」とのこと。超元気な答えに安堵した。

 機動隊と真向かいながら、こんな話もできる辺野古ゲート前である。

 



 正午前の座り込みまでの休憩中のテントに、フィリピン出身でカナダの大学で教えているという女性が、沖縄の友人の案内でやってきた。

 「フィリピンも沖縄と同じように戦後ずっと米軍による様々な抑圧を受けてきた。男たちの武力による対決では戦争はなくならない。女性たちが頑張らなければ平和はやってこない」と強調した。


 正午前、2回目の座りこみ。あまりの暑さに傘の列。辺野古に来たのははじめてという女性。最高裁判決のあまりのひどさに危機感を感じてやってきたという。

「私の周りでは、人々は生活に精一杯で、辺野古の話など思いも及ばない。しかし、女性たちが立ち上がらないと、もうこの国はヤバイ!と感じて、居ても立っても居られなくて」と。期せずしてフィリピンからの女性と同じことを言った。

 この日の朝刊は、市町村の無所属の議員たち80人が、「辺野古阻止のため連携して有志の会を立ち上げた」と伝えている。ここも女性議員たちが中心になって呼びかけたという。

 

2023年9月14日リンクURL