新たな闘いへの幕開け~オスプレイ墜落抗議集会に4,200人

22日、北部訓練場返還式典への出席を拒否した翁長沖縄県知事は、この日夕刻から名護市で開かれたオール沖縄主催の「欠陥機オスプレイ撤去を求める緊急抗議集会」に参加し、4,200人の県民の前で、改めて辺野古新基地阻止の決意を誓った。

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DVC00016.JPG   <会場にあふれる人々>

会場に入る翁長知事を迎える人々の拍手は、いつまでも鳴りやまなかった。

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p1050018           <人々の拍手に手を振ってこたえる翁長知事>

壇上に上がった各代表は、口々に米国追従の政府の対応への怒りと、新たな決意を誓った。

稲嶺名護市長:「墜落は名護の庭先。防衛局は何のために沖縄にいるのか、県民の声に耳を傾けず、耳も、顔も、身体も米軍に向いている。裁判は負けても県民は負けていない。負けない方法はあきらめないことだ」

高里鈴代オール沖縄共同代表:「県民の危惧が現実になったオスプレイ墜落。日本政府は米軍に対して何の追及もないまま訓練再開を許した。事故は日本政府によって引き起こされたと言っても過言ではない」

松田富士子島ぐるみなご共同代表:「墜落は 戦場を彷彿とさせた。オスプレイの安全神話は完全に崩れた。安保のために沖縄の海や空を、米軍に勝手に使わせるわけにはいかない」

玉城愛オール沖縄共同代表:「日本はアメリカの属国か!稲田防衛大臣の”事故は墜落ではなく不時着だ”と繰り返す発言は、”日本政府はなんでも米国の言う通りにします”と言っているように聞こえる。日本は独立国ではないと実感させられた」

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 最後に登壇した翁長知事:「政府は米軍の要求を最優先し、県民を日本国民と見ていないとしか受け止められない。日本の独立は神話だ。沖縄への対応はもはや法治国家とは言えない。米軍統治下の時代、苛烈な米軍支配のなかで自治権獲得闘争を粘り強く闘ってきた県民は、日米政府が新基地建設を断念するまで戦い抜くと信じている。私は県民と共に、今後もあらゆる権限を行使して、不退転の決意で取り組む。グスーヨー、クヮンマガヌタミニ、ククルテーチナチ、チバラナヤーサイ。マキテーナイビランドー!(皆さん、子や孫のために、心を一つにして頑張りましょう。負けてはなりませんよー!)

DVC00018.JPG          「オスプレイが安全というのなら、どうぞ総理専用機に!」

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2016年12月23日リンクURL