謝罪するも「歴史認識は変わらない」 ~ 西田発言、ますます批判広がる

 これでは謝罪にはならない。「TPOが間違っていた。発言した場所と時期が悪かっただけだ」と言っているようなものだ。

 かつて、米兵による性暴力事件に対して、「(選挙前で)タイミングが悪かった」と発言して顰蹙を買った政府要人がいた。

 また、レンタカーで女性を拉致しレイプし捕まった米兵に「あいつらはバカだ。レンタカーを借りる金があるなら、女を買えばよかった」と言い、更迭されたアメリカ総領事がいた。(米本国に帰り、その後まもなく昇進した。米軍も形ばかりの対応)

 今回も同じだ。何が問題になっているのか、ものごとの根源への認識がない。このような人間がこの国の政治を司る国会議員だと思うと、ため息が出る。

 

2025年5月11日リンクURL

「ひめゆり」は 歴史を書き換えたひどい展示 ~ 自民党 西田昌司参議院議員発言

 ここまで「沖縄」を愚弄する意図は何なのか理解に苦しむ。3カ月にわたる地上戦の中で、恐怖におののき、砲弾に身を裂かれ、悶え苦しんで死んでいった人々(私にとってはふるさと渡嘉敷島の集団「自決」で惨殺された村人たちや、日本軍に徴用された鰹船を砲撃され死んだ祖父、「自決」の生き残りの母)を身近に知る者にとって、怒りを通り越して身体が凍り付く思いがする。

              <5月4日 沖縄タイムス>

 

            <5月7日 沖縄タイムス>

 沖縄県議会が抗議決議の方針、公明党、自民党県連も自民党本部に抗議という仲間内からの批判も相次ぎ、国会内で記者会見した西田議員は「発言は事実を言っており、撤回するつもりはない」とし、逆に「(沖縄の新聞に)発言の一部を切り取られ、誤解を生んだ」と報道を批判したという。

 それこそ「歴史をゆがめているのは、誰だ!あなたではないか!」と言いたい。

 

 

2025年5月8日リンクURL