西田発言に、(参議院選対応かもしれないが)身内の自民党や公明党内部からの批判をはじめ、多くの市民団体や市町村議会での抗議や議会決議が次々と拡がるなか、またもや!である。
< 13日 沖縄タイムス>
西田発言に、(参議院選対応かもしれないが)身内の自民党や公明党内部からの批判をはじめ、多くの市民団体や市町村議会での抗議や議会決議が次々と拡がるなか、またもや!である。
< 13日 沖縄タイムス>
これでは謝罪にはならない。「TPOが間違っていた。発言した場所と時期が悪かっただけだ」と言っているようなものだ。
かつて、米兵による性暴力事件に対して、「(選挙前で)タイミングが悪かった」と発言して顰蹙を買った政府要人がいた。
また、レンタカーで女性を拉致しレイプし捕まった米兵に「あいつらはバカだ。レンタカーを借りる金があるなら、女を買えばよかった」と言い、更迭されたアメリカ総領事がいた。(米本国に帰り、その後まもなく昇進した。米軍も形ばかりの対応)
今回も同じだ。何が問題になっているのか、ものごとの根源への認識がない。このような人間がこの国の政治を司る国会議員だと思うと、ため息が出る。
ここまで「沖縄」を愚弄する意図は何なのか理解に苦しむ。3カ月にわたる地上戦の中で、恐怖におののき、砲弾に身を裂かれ、悶え苦しんで死んでいった人々(私にとってはふるさと渡嘉敷島の集団「自決」で惨殺された村人たちや、日本軍に徴用された鰹船を砲撃され死んだ祖父、「自決」の生き残りの母)を身近に知る者にとって、怒りを通り越して身体が凍り付く思いがする。
<5月4日 沖縄タイムス>
<5月7日 沖縄タイムス>
沖縄県議会が抗議決議の方針、公明党、自民党県連も自民党本部に抗議という仲間内からの批判も相次ぎ、国会内で記者会見した西田議員は「発言は事実を言っており、撤回するつもりはない」とし、逆に「(沖縄の新聞に)発言の一部を切り取られ、誤解を生んだ」と報道を批判したという。
それこそ「歴史をゆがめているのは、誰だ!あなたではないか!」と言いたい。