言葉を失う!腹の底から怒りが湧いてくる。
この事件も、隠ぺいが問題になった昨年12月の少女誘拐・性暴力事件が発覚する以前に起こっていたことになり、米軍はじめ、事件を知っていたはずの国の対策のいい加減さにも腹が立つ。
新たな事件発覚で、県議会主導の県民大会の開催を要請している女性団体からは、6月の選挙で自民党が主力となり、腰の重い県議会の対応に批判の声があがっている。
言葉を失う!腹の底から怒りが湧いてくる。
この事件も、隠ぺいが問題になった昨年12月の少女誘拐・性暴力事件が発覚する以前に起こっていたことになり、米軍はじめ、事件を知っていたはずの国の対策のいい加減さにも腹が立つ。
新たな事件発覚で、県議会主導の県民大会の開催を要請している女性団体からは、6月の選挙で自民党が主力となり、腰の重い県議会の対応に批判の声があがっている。
辺野古へ着くといきなり嫌な気持にさせられた。ブルーシートに、「殺すな」と大書された落書きが目に飛び込む。
キャンプ・シュワブゲート前のテント村の一角に、躰の不自由な人が横になって休息できるようにとベッド状の台がある。台を覆ったシートいっぱいに書かれた、それこそ殺伐とした文字は、見る者の胸に刺さる。
今年6月初め、辺野古埋め立て土砂を搬出する安和桟橋出口で起ったダンプによる死傷事故に関係する落書きではないかとみられている。ネット上では、「市民らの抗議行動が警備員を殺した」との書き込みが氾濫しているという。現場に来たこともない者が、何を根拠に書いているのか、無責任な書き込みである。「いいね!」が欲しいためだけに過激で無責任な書き込みをする人たちの心の貧しさに寒気がする。
事実は全く逆だ。責任のすべては、工事の進捗を急ぐあまり、工事を請け負った建設業者と民間警備会社に無理を強いた防衛局(国)にある。
朝から暗い気持ちにさせられたが、今日も8:40 工事用ゲートで座り込み開始。
正午前、今日二度目の座り込み。
右翼の街宣カーが、ボリュームをいっぱいに上げて軍歌をバックに「お前たちが、警備員を殺した!また殺す気か!」とがなり立てながら、私たちの前を何度も往復した。
水曜日名物の豪華ランチバイキングで気持ちを少し持ち直してまた午後に備える。写真を撮り損ねたが、冷たいぜんざいの差し入れもあった。
午前中のカンカン照りと打って変わって、午後3時ごろから揚げしい雨。突然の雨に雨具の用意がない者は少し慌てたが、3回目の座り込みをする時間には少し小降りになった。
「殺すな!」はこちらのセリフ。山を殺すな!海を殺すな!サンゴを殺すな!ジュゴンを殺すな!人を殺す戦争のための基地をつくるな!
大浦湾では、強制代執行による地盤改良のための杭打ちが続き、新聞紙面は、来年度予算の沖縄県の予算が大幅に削られたことや、工事のために移植した辺野古の海のサンゴの白化、返還された高江の森の米軍廃棄物の浄化が進まないこと、先島の自衛隊基地に新たな機能強化、嘉手納基地で沖縄県の抗議を無視して違法なパラシュート降下訓練が、今月も実施されたことなどを、連日伝えている。
3度目の座り込みを終え、辺野古を後にする頃雨は晴れたが、心は晴れない。
<追伸>
またまた米海兵隊員によるレイプ事件。新報、タイムスのネット版の速報によると、沖縄県内で6月、成人女性に性的暴行してけがを負わせたとして、県警は5日、20代の米海兵隊員の男を不同意性交致傷容疑で那覇地検に書類送致したという。この段階で沖縄県に伝達、身柄の引き渡しは要請していないらしい。
県警が米軍関係者による非公表事件の情報を県に通知する運用開始後、初の伝達事例となった。
相次ぐ事件に、発する言葉も見つからない。
沖縄への、国の理不尽な仕打ちが続く。重苦しい日々の連続に凹みそうになる毎日だが、ここでへたばるわけにはいかない。
<9月3日 琉球新報>
<強制代執行による地盤改良工事のための杭打ちが続く大浦湾>
明日は辺野古へ行く日だ。座り込む仲間たちから頑張るエネルギーを貰って来よう!