ご案内① :「 癒しのアートの力」 キャサリン・ジェーン・フィッシャー沖縄展

 キャサリン・ジェーン・フィッシャーさん。彼女の名前を記憶している女性も多いことでしょう。

 2002年、横須賀を母校とする米軍艦の乗組員である米兵に性暴力を受け、人権の回復を求めて実名で訴えました。さまざまな困難を乗り越えて闘い続け、同じような被害を受けた女性たちに、希望と力を与えたことで知られています。(詳しい経緯はチラシ参照)

 沖縄辺野古ゲート前にも何度も足を運び、県民大会でも実名で発言をしています。

 ジェーンさんはこうした人権活動とともに、作家、ヒーリングアートセラピストとしても幅広く活動。今回の展覧会ではジェーンさんのアート作品を数多く展示しています。(観覧無料、事前申し込みの必要なし)

4月6日(土)15:30からの講演会にも是非足をお運びください。

 

<4月2日 琉球新報>

2024年4月4日リンクURL

津波警報で抗議行動中止 ~ 今日(4月3日)の辺野古

辺野古ゲート前座り込み10年目が刻々と近づいてくる」そんな思いがふっと湧いて、つくづくとこの看板を見つめた今朝の辺野古。

 メインゲート前のテントに、荷物だけ降ろして、那覇から乗ってきたバスにもう一度乗り込み、新工事用ゲートに向かった。

 8:30 いつもより少し早く、30名余が座り込んだ。 

 島袋文子さんの元気な顔も見える。 

 機動隊の排除が始まった。いつもは9時きっかりに始まるのに、なぜか15分も過ぎている。

 私も3人の機動隊に担がれて排除された。肩のケガを理由に、躰には触れず、イスごと運んでくれるよう頼んだら、聞き入れてくれた。

 新工事用ゲートに工事車両を入れるために、周辺の原生林を切り倒し、無理やり道幅を広げ3車線にした国道。そのために起こった凄まじい環境破壊は、なまじっかの言葉では表現しきれないほどだ。

 ゲートの直前にカーブがあって見通しが悪く、真正面に取り付けられたカーブミラーに、列を成すミキサー車が映っている。

 列を成していた数十台のダンプやミキサー車が、半分ほどゲートに入ったところで、途中から、ゲートには入らず通り過ぎて南下し始めた。「あれ?」と思っていると、そのとき携帯のアラームがけたたましく鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 台湾で マグニチュード7級の地震があり、沖縄全県に地震・津波警報発令とのこと。沖縄の島々に、10時半ごろ最大で3㍍の津波が押し寄せる可能性があるという。

 ゲート前の抗議行動は中止になった。

 津波警報発令でほとんど車が通らなくなった、キャンプシュワブメインゲート前の国道。

 基地内の消防車も緊急対応、ライトをつけたまま待機の態勢。

 私たちはどうすべきか話し合ったところ、ゲート前は高台にあり、下手に動くより、ここの方が安全との判断で、警報解除までテントにとどまることになった。        

テント前の街路樹、春に紅葉するコバデイシの葉が赤く色づき、青い空に映えている。

 

 10時40分、津波警報が注意報に変わった。与那国、石垣、宮古島で30cmから20cmの津波が観測されたという。

 警報解除で、また工事車両の搬入が再開されるかと思ったが、11時過ぎ、機動隊の車両がすべて帰って行くのを確認し、私たちも早弁をして、帰路についた。

 沖縄は、地震については鈍感な県民性(地震の経験がないため)だが、さすがに今回は能登の地震・津波があったばかりだったので、かなりピリピリ反応した。

 震源地・台湾の被害が心配だ。戦争準備なんかしている場合ではない!

 

2024年4月3日リンクURL