強姦救援センター「レイコ」が活動終了 ~ 「あなたは、悪くない」 性暴力被害者に寄り添い続けた28年

 1995年に起こった米兵三人による少女強姦事件を受けて発足した「強姦救援センター・沖縄(REICO/レイコ)」が、今月いっぱいで、28年間の活動を終了する。ずっと求め続けてきた県のワンストップセンターが2015年に開設され、24時間体制で性暴力被害者をサポートする体制ができ、軌道に乗ってきたことから、民間によるボランティア活動のレイコの役割は終わった」としている。

 当時、県内に性暴力被害者を支援する相談機関はなく、レイコでは、この間に延べ4336人の性暴力被害者に寄り添って来た。

 活動終了の締めくくりとして、9月24日(日)にシンポジウムを開催する。

 

 

2023年9月17日リンクURL

女性が立ち上がらなければ この国はヤバイ! ~  9月13日の辺野古

 毎週水曜日は、辺野古行きのバス乗り場までモノレールに乗る。自宅近くの駅の発車は6時39分発。雲間から顔を見せた朝日に見送られるようにして乗車した。「今日も暑くなりそうだなあ」と独り言をいいつつ、「でも、私たち人間がこの地球で生きていられるのはお天道様のおかげなのだから」と思い直して感謝する。目的地までの車中は5~6分、自問自答しているうちに着いてしまう。「さあ!今日も頑張ろう!」と気合を入れ直してモノレールを降りる。

 9:00前、一回目の座り込み。この時間はほぼ毎週顔なじみの常連さんばかりだ。高齢者も多いので、しばらく顔が見えなかったりすると「〇さん、お元気かしら?」と気になる。辺野古の座り込みも10年経もつと、お互いにそういう存在になっている。

 そんなお一人80代のYさん。久しぶりにお会いしたので、聞けば「アメリカ在住の娘と孫たちに会いにロスまで行ってきた」とのこと。超元気な答えに安堵した。

 機動隊と真向かいながら、こんな話もできる辺野古ゲート前である。

 



 正午前の座り込みまでの休憩中のテントに、フィリピン出身でカナダの大学で教えているという女性が、沖縄の友人の案内でやってきた。

 「フィリピンも沖縄と同じように戦後ずっと米軍による様々な抑圧を受けてきた。男たちの武力による対決では戦争はなくならない。女性たちが頑張らなければ平和はやってこない」と強調した。


 正午前、2回目の座りこみ。あまりの暑さに傘の列。辺野古に来たのははじめてという女性。最高裁判決のあまりのひどさに危機感を感じてやってきたという。

「私の周りでは、人々は生活に精一杯で、辺野古の話など思いも及ばない。しかし、女性たちが立ち上がらないと、もうこの国はヤバイ!と感じて、居ても立っても居られなくて」と。期せずしてフィリピンからの女性と同じことを言った。

 この日の朝刊は、市町村の無所属の議員たち80人が、「辺野古阻止のため連携して有志の会を立ち上げた」と伝えている。ここも女性議員たちが中心になって呼びかけたという。

 

2023年9月14日リンクURL

今こそ豚の恩返しを! ~ 女性たちがハワイ火災救援募金活動

 8日(金)は、玉城デニーを知事を支える女性の会のメンバーが呼びかけた、ハワイ・マウイ島の火災救援基金の募金活動に参加した。

 先月8日に発生した火災から一月となったこの日、県庁前県民ひろばのある交差点で、20人近い女性たちが、道行く人たちに募金を呼びかけた。

 「マウイ島の火災では、115人が亡くなり、いまだ100人余の行方不明者がいます。5000人以上の方々が避難所生活を強いられています。 県出身の人たちも多く被災しています。戦後、灰燼に帰したふるさと沖縄の復興のために、ハワイの沖縄県人が550頭の豚を船で運び、県民の窮状を救いました。いまこそその恩返しのときです。募金へのご協力お願いしま~す!」

 夕方5時の退社・退庁時間と重なり道行く人も多かったが、募金箱の前で足を止めるのは年配の方々が多かった。不自由な足を杖と押車に頼りながら買い物の途中らしい高齢の女性は、一番若い募金者に声をかけ、励ましながら募金をして下さった。

 女性たちの募金活動は、今月中にあと二回行われる予定。募金箱を見かけたときは、どうぞご協力よろしくお願いします。

 

 

2023年9月10日リンクURL