電子署名のお願い ~ 広島「黒い雨」判決の上告断念を求める

「慰安婦」問題に取り組んでおられる広島の足立弁護士から、「広島市長・広島県知事及び厚生労働大臣は、 広島高裁の「黒い雨」判決を受け入れ、上告しないでください」の電子署名のお願いが届いています。
どうぞ宜しくお願いします。
 http://chng.it/fPyYRCQr

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皆さま
広島の足立修一です。

 14日に黒い雨訴訟の控訴審判決がありました。1審よりも、相当進んだ内容の判決でした。広島市、広島県が被爆地の拡大を求めていたことを正面から認めるものです。
在韓、在朝で黒い雨に遭った人も対象になるようになると思われます。そのために、厚労大臣からの上告圧力が強まることが予想されます。

広島市長、広島県知事が、上告しない意思を最後まで貫けるよう、次のようなオンライン署名キャンペーンを先ほど開始しました。

「広島市長・広島県知事及び厚生労働大臣は、 広島高裁の「黒い雨」判決を受け入れ、上告しないでください」
 http://chng.it/fPyYRCQr

発信者は
「大瀧 慈(広島大学名誉教授・「大瀧雨域」提唱者)、澤田昭二(名古屋大学名誉教授)、高野正明(原爆「黒い雨」訴訟原告団長)、高橋博子(奈良大学教授)、竹森雅泰 (原爆「黒い雨」訴訟弁護団事務局長)、廣島敦隆( 同弁護団団長)、牧野一見(原爆「黒い雨」訴訟を支援する会共同代表)、増田善信( 元気象研究所研究室長・「増田雨域」提唱者)、矢ヶ崎克馬 (琉球大学名誉教授)(五十音順)、湯浅正惠(広島市立大学教授)」とし、宛先は「日本政府、JOC、広島県知事、広島市長」となっています。

署名および拡散にご協力を頂ければと思います。
よろしくお願いします。

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弁護士 足  立  修  一
730-0013 広島市中区八丁堀5-22
         メゾン京口門404
電話 082-211-2441 Fax 211-3331
Email:hgc03142@nifty.ne.jp


2021年7月19日リンクURL

琉球舞踊 女性を人間国宝に認定

 二つの意味で画期的なことである。琉球舞踊というジャンルでしかも女性が人間国宝に認定されたということで。50年近く琉球舞踊の稽古を続けている者として女性として、私にとっても久々にとてもうれしい出来事だ。

 これまで沖縄の芸能分野から8人の人間国宝が認定されているが、三線、太鼓の地方がほとんどで全員男性、舞踊界からは組踊の立ち方が1人認定されているがこれも男性(女形)である。ヤマト文化の中で、能や歌舞伎で女性がいない世界がそのまま踏襲され、琉球古典芸能においても女性は疎外されてきた。琉舞実演家の90%以上が女性であるにも関わらず、である。

 琉球舞踊が国指定の無形文化財に指定された2009年から10年余経ってやっと人間国宝が認定され、それが女性だった背景には、いまでこそ県立芸大ができ、国立劇場ができたことで若手の男性舞踊家も増えてきたが、人間国宝にふさわしい男性舞踊家に成長するには、この後何十年かかるかわからないという状況があり、仕方なく女性を認めたのであろうと思われる。それでも女性に道が開かれたことは確かである。

 廃藩置県によって琉球王国崩壊後、琉球舞踊の技を守り続けてきたのは女性たちである。琉球舞踊界には錚々たる女性の踊り手が層厚く存在する。「すぐにも十数人の人間国宝が誕生してもおかしくない」ほどに。いわれなき「伝統」の性差別に風穴が開いた瞬間である。ただ、国家権力に取り込まれることの警戒感、不快感はぬぐえない。

 

2021年7月17日リンクURL

島バラの化粧水

 もう半年以上も前ですが、辺野古で隣に座り込んだ古い友人から「はい、プレゼント!」と手渡されたものがありました。

 恩納村で農業をしている女性で、1970年代から80年代の公害問題がとても厳しかったころに取材で知り合い、以後共に環境問題に取り組んできた古くからの仲間です。

 合成洗剤の海洋汚染から沖縄の海を守る為に、沖縄ではじめて廃油(てんぷら油)から手作り石鹸を造って広めた人でもあります。

 私が仕事をリタイアした後はしばらく会う機会もなくなっていたのですが、2年ほど前から、辺野古での座り込みが水曜日になって、毎週辺野古で会えるようになり、お互いに近況を伝えあったりしていました。

 その彼女が沖縄在来種のバラ、「島バラの化粧水」をつくっているというのです。その名も「琉球ローズ」

 私たちは「島バラ」と呼んでいますが、正式な名称は庚申(コウシン)バラ。中国が原産で、沖縄にはいつ頃伝わったかは定かでありません。四季咲きで沖縄ではほぼ通年で咲いています。

 

つぼみが多く付き、庚申月(隔月)に咲くのでこの名がついたと言われます。

 園芸種のように華やかではありませんが、野性味があって、私はこちらの方が好みです。

 「琉球ローズ」と名付けられた島バラの化粧水、香りもさわやか、しっとり感もあって、普段全く化粧をしないので、化粧水など使っていませんでしたが、これはとても気に入りました。以来、友人たちへのプレゼントや沖縄土産に、活用させてもらっています。

 琉球ローズ産みの親の彼女は言います。「私は百姓なので、その名の通り一つの仕事にとらわれず、有機農産物の加工、草木染め、エコツーリズムガイドなど地域に根差した仕事をいくつもやっている」と。

 2018年から500坪の畑で「島バラ」を有機栽培し、この化粧水をはじめ、バラのジャムも作っているそうです。近いうちに「島バラのジャム」も、ぜひ紹介したいと思っています。

 <島バラの化粧水、ジャムのお問い合わせは>

ちゅらさ工房
恩納村恩納6486(マップはこちら
☎090(1946)0147
島バラジャム作り体験、花びら摘み体験、シロップ作り体験、アカバナージャム作り体験などができます。(有料)

 

2021年7月16日リンクURL