6:45分那覇を出て辺野古へ向かう。今日は最高気温33度の予報。そう聞くだけで背中に汗が流れる。今日も暑い一日になりそうだ。
途中、高速道路沿いに見える風景、特に恩納岳にかかる白い雲は、すっかり本格的な夏の顔になっている。
緊急事態宣言の延長(8月22日まで)で、辺野古の抗議行動も本格的な団体行動は自粛が続く。沖縄県の要望を無視しての、国による長期の延長、「沖縄いじめか!」との声も飛ぶ。そんな中でも辺野古の工事だけは粛々と進める国。辺野古の抗議行動潰しの側面も見え隠れする。
一時期極端に減っていた工事車両は、先週からまたやや元に戻っている(50~60台)という。搬入の回数も9:00、12:00、15:00と一日3回に戻っていた。とはいっても今年前半頃までの一日300台~400台からすれば、かなり少ない。しかも半数以上が何も積んでいない空ダンプだ。
それに、このところ中味が何かわからない黒いフレコンバッグを積んだダンプが増えている。
先日の熱海での土砂崩れの原因は、自然を無視した無理な土地開発と、埋め立てに産業廃棄物が多量に使われていたことが指摘されている。
同じように自然の摂理を無視した無理な開発の巨大化した工事の最たるものが、辺野古新基地建設である。天をも恐れない行為である。
座っていると、ジリジリと照り付ける太陽だけでなく、アスファルト道路からの照り返しの熱が、足元だけでなく、顔までほてってくる。まるで炬燵に当たっているような感じになる。一瞬めまいを覚えた。
それでも私たちが座り込むのは一回30分程度の一日3回だけだが、警備員の彼らは、何度か交代するとはいえ、一日中立ちっぱなしである。「立っているだけでお給料もらえていいね」と、思うなかれ!大変な仕事だとおもう。
帰り支度をして、車に乗り込もうとしているとき、一台のレンタカーがテント横に停まった。年配の男女が乘っていた。今日の抗議行動は終了したと聞いてとても残念がった。名古屋在住のうちなぁ人という。
「絶対に新基地をつくらせないでください。戦争に巻き込まれますから」と言い残して去った。
座り込みテントの周りでは今日も花が絶えない。自然は、ただそこにあるだけで美しい。
自然を見習って、ただありのままに生きたいものだ。