「いのちの声」を聴け! ~ 今日(2月3日)の辺野古

 立春の沖縄は、暖かだった昨日に比べて少し冷たかった。(と言っても最高気温19度)宇宙的には、今日の立春から新しい年のエネルギーが本格的に始まるのだという。

 春を象徴する桜の花も北部・やんばるではピークを過ぎ、桜祭りも1月末で終了。南下してきた桜前線は、中南部で今週末満開を迎える。沖縄の桜は寒緋桜、うつむき加減に咲くのが特徴だ。

 今日も仲間の車で辺野古へ向かう。

 辺野古に着くと新しい横幕が掲げられていた。東京と沖縄在住の二人のアーティストによるコラボ作品だという。ジュゴンや色鮮やかなサンゴに熱帯魚、ヤンバルクイナ、亜熱帯の花々や植物たち、そして祈りをささげる琉球の女性を描き「いのちの声」とメッセージが添えられた。作者は、「土砂の下敷きになっても声もあげられない生き物たちの思いを表現したかった」という。この国の為政者たちは「いのちの声」など、聴く耳は持っていないようだ。 

 せめて私たちだけでも「いのちの声」を聞き取ろうと耳を澄ませていると、突然激しい金属音が響いた。米軍の弾薬運搬車と民間車両が衝突した瞬間だった。みんなが美しい絵の横幕に見入っている真ん前、5㍍も離れていない。

 数百メートル先に辺野古弾薬͡庫がある座り込み現場は、毎日火薬類を運ぶ危険な米軍車両が何度も通る。「事故を起こしたこの車がもし爆発物を積んでいたら!」と思うと身の毛がよだつ。

 基地の島沖縄は至るところこのような危険と常に向かい合わせの生活を強いられている。

 朝からとんだハプニングに遭遇した。

 気を取り直して、ゲート前に抗議の座り込み、抵抗の一日が始まった。


 

 

 

 

 

 列をなす工事車両は、北から右折で入ってくるだけでなく、南側にもダンプが並ぶ。今日も9時の一回目100台近く、12時の2日目、60数台が入った。

 緊急事態宣言中にも拘わらず、こちらも負けずに、一回目30名、2回目25名、三回目20名近くが座り込み、抗議した。

 水曜日の名物・ランチバイキング。みんなの弁当を持ち寄ると、ちょっとしたレストラン並みの豪華バイキングになる。特に料理好きの方(男性)がいて、一人で何品も作ってきてくださる。いつも楽しいランチタイムだ。 

  

 

 

 

 

 

 

 

 私たちの目の前を走る米兵。お気づきだろうか。4人が駆け抜けたが誰ひとりマスクをしていない。1月20日に、辺野古基地の米兵の間で43名以上のクラスターが発生したばかりと言うのに。反省のかけらも見えない。メインゲートには

 こんな電光掲示板が、英語と日本語で、でかでかと掲示されているのだが…。

 国の緊急事態宣言延長に伴い、沖縄県も独自の宣言を2月いっぱい延長するようだ。来週以降の辺野古関連抗議行動については、どうなるかまだ決まっていない。

 

 

2021年2月3日リンクURL

自衛隊来るな! ∼ 今日(1月27日)の辺野古

 緊急事態宣言中は組織的な抗議行動は休止となったが、それでもやってくる人たちの対応と、工事車両のチェックのため、それぞれの曜日担当の責任者は現場に行かなければならない。

 水曜日は平和市民連絡会の担当なので、リーダーのお供で辺野古へ向かった。


 まるで初日の出のような太陽を拝みつつ自動車道を走る。いつもより30分も早く辺野古へ到着。テント横の花壇の花々が清々しく出迎えてくれる。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いつもより早く着いたので、しばらく花々を楽しむ時間がとれた。

 8:30を過ぎると続々といつものメンバーが集まってきた。埋め立て資材を積んだダンプや生コン車を、むざむざと素通りさせるわけにはいかない。そんな思いが誰の中にもあるのだろう。

 マイクも、スピーカーもなく、10数名が、ただ黙々と座り込む。

 島袋文子さん、大城敬人さん(名護市議)もゲートの向かいから抗議行動を見守った。

 

 2回目の12:00、三回目の15:00も密を避けて十分に間をあけ、それぞれに工夫しながらの抗議行動。

 2回目からは、マイクなしで歌も歌い、「自衛隊いらない!自衛隊来るな!」と声をあげた。

 いつも問題になる過積載。ダンプの背に積載限度を示すボードが張り付けられている。が、どれでもラインを超えて積まれている。 

  私たちはただ自然の生き物たちとともに安心して平和に穏やかに暮らしたいだけ。ただそれだけ。

 不屈の座り込み2397日目の辺野古から。

 

 

 

 

2021年1月27日リンクURL

やっぱり! 辺野古新基地 自衛隊も常駐 .~ 日米が極秘合意していた

 今朝の新報・タイムス両紙の一面トップ記事。早くから懸念されていたことだが、「やっぱり  そうだったか!」。それは、驚き、怒りながらも多くの県民の抱いた思いであろう。

 「海兵隊はグアムに移駐するというのに、辺野古の新基地はなぜ必要なのか?誰が使うというのか?」と、県民は問い続けてきたが、国はのらりくらりと言い逃れてきた。国はまたもや沖縄県民をだましたのだ!

<25日 琉球新報 ↑>

 

<25日 沖縄タイムス ↑>

 

 

 

2021年1月25日リンクURL