南城市長選勝利のチョウービンさんがゲート前に~今日(1月25日)の辺野古

この日も9時前には第一回のごぼう抜きに会い、100台近いダンプが工事資材を基地の中に入るのを、悔しい思いで抗議の声を張り上げながら見ているしかなかったが

それでも21日に行われた南城市の市長選挙で、わずか65票の差で、オール沖縄が支持する瑞慶覧朝敏さんが勝利した話題で、ゲート前は明るい声が響いた。

そこへ期せずして話題の人瑞慶覧氏が座り込みテントへ。

 超保守地域の、保守系首長を束ねるの超ボス。自民党本部(東京)から潤沢な資金と、幹部や閣僚級の応援を得て華やかに選挙戦を展開していた現職に、市民たちの質素な手づくり選挙で勝ち抜いたチョウービンさんに、万雷の拍手が送られた。

誰もが勝てるとは思えなかった選挙だった。しかし、「私たちは、必ず勝つと信じてやってきた」と。

この日はお隣韓国から教師のグループが、沖縄の闘いを学びにとやってきた。

京都からも14人が参加。「京都でも人々の反対を押し切って初めて米軍基地(レーダー基地)ができ、すでに交通事故や低周波の問題が起こっている」と報告した。

グアムから沖縄の女性たちの招きで、米軍基地に抵抗する若い女性3人が、沖縄を訪れ、各地で沖縄の人たちとの交流のつどいが開かれた。

「沖縄からグアムに海兵隊が移転することになっているが、グアムはすでに三分の一の土地が米軍基地であり、さらに新たな基地が作られる地域は、先住民族・チャモロの聖地であり、グアムの90%以上の人たちが使っているム水源地である。これ以上先住民族の権利を奪う行為は許されない。沖縄の人たちとさらに交流を深め、共に基地のない平和の島を実現させたい」と訴えた。

この日も海では、台船による海上からの資材搬入を止めるため、厳しい寒さの中、小さなカヌーと抗議船で抗議行動が行われている。

空では、前日渡名喜島に不時着したヘリの同型機が、政府や沖縄県の抗議や要請を無視して早速飛び回ってる。

2018年1月25日リンクURL

県民絶句!~ヘリ、また不時着 今度は渡名喜島に

もう発する言葉も見つからない。絶句するばかりだ!

<1月24日(水)沖縄タイムス ↑>

今年になって3週間の間に3回のヘリ事故。毎週起きている計算になる。米軍は、沖縄は島中丸ごと米軍基地だとでも思っているのか!

現場となった渡名喜島は、近くに米軍の射爆場となっている入砂島があり、実弾を装備した米軍機が、島の上空を行き交う。沖縄本島で相次ぐ米軍機事故に、「ここにも落ちるのでは」と、島の人たちは恐れていたという。不安が的中する形となった。

2018年1月24日リンクURL

ヘリ基地反対協に池学淳正義平和賞(韓国)

沖縄の米軍基地に抵抗する非暴力の闘いが世界的に注目を集めている。

昨年のショーン・マクブライト平和賞(ドイツ)に続いて、今度は、平和や人権などのために活動する個人・団体に贈られる韓国の池学淳(チハクスン)正義平和賞が、辺野古で新基地建設に反対して20年以上も抵抗を続ける「ヘリ基地反対協議会」に贈られることになり、22日ゲート前の座り込みテントで、その受賞式が行われた。

賞を与える側が、受賞者の現場を訪れて授与するという異例の授賞式となった。辺野古ゲート前。

韓国から訪れた正義平和基金の一行は、ゲート前で座り込む沖縄の人たちが、機動隊によって、強制的には排除・拘束される様子を目の当たりにした。

その直後に行われた受賞式で、正義平和基金のピョン・ヨンシク審査委員長は「受賞団体の活動する現場で授賞式を執り行うことは、私たち池学淳正義平和基金にとっても、またとない意義深い機会となった。この受賞が、沖縄の人々を励まし、永久的な平和を実現するための一つのきっかけになることを願っている」と、沖縄へ熱い連帯のメッセージを送った。

それに応えて、ヘリ基地反対協の安次富浩代表は「沖縄の闘いが国際的に評価されたことを誇りに思う。これからも県民が強く団結し、非暴力の抵抗で平和な島を取り戻したい」と、感謝と決意を述べた。

      <浜のテントを訪れた韓国正義平和基金のメンバー>

この日もゲート前では、違法工事に反対して座り込む市民を、県警が強制排除して、200台以上のダンプが工事用資材を搬入した。

2018年1月23日リンクURL