雨のゲート前座り込み~今日(1月13日)の辺野古

この年明けから、辺野古ゲート前の座り込みは
工事再開を警戒して、朝6時半集合、7時の集会スタートとなっている。

今日は、早朝から雨で、この冬一番の冷え込みとなった。

雪国の皆さんには申し訳ないような気温(16度)だけど、これでも沖縄の人には結構寒い。6時半というと日の出前で、まだ薄暗い。

それでも、ゲート前はすでに泊まり込みの人たちの手によって、いつものように、テントの中に椅子が並べられ、旗が立てられ、マイク・スピーカーが定位置に用意され、集会の準備が万端整えられている。いつもながら、ほんとうに頭が下がる。

                      <メインゲート前>

右端、グリーンのレインコートの女性は、毎朝6時過ぎには、一人でこのゲート前に立ち、「全基地撤去」のプラカードを持って、米兵へ基地反対のアピール行動を続けている。

70代になってからカヌーの練習をし、辺野古の海に漕ぎだして埋め立て反対の行動を体で示してきた信念の人である。いま80代になってカヌーは無理になったが、こうして毎日ゲート前に通う。

昨年3月に政府と沖縄県の間で和解が成立し、ゲート前行動の開始時間が9時になっても、変えることなく6時過ぎにはゲート前に立ち続けてきた。みんなが集まり出し、人数が増えてくる10時ごろにすーっと姿を消す。

                        <工事用ゲート前>

毎度金曜日は、普天間基地でも、嘉手納基地の全ゲートでも集会が行われるため、辺野古は少数になる。今日は県外から、元国鉄労働組合のOBたち6名もやってきた。自分たちが国家権力と厳しい闘いをしてきた経験から、沖縄にも深い思いを抱く。

こちらは山口県からやってきた87歳。15歳で招集された戦争体験を語った。同じ年で地獄の沖縄戦体験を持つ島袋文子さんんと固い握手。「戦争体験者が一人でも生きている限りこの国に戦争は絶対させない」と…。

昨日の参加者からうれしい差し入れがあった。長時間座っていると足元から冷えてくる。「ひざ掛けに」と、暖かそうなウールのショールが十数枚。とても重宝した。

今日も、 陸上部での工事再開の動きはなかったが、海では、オイルフェンスや浮桟橋の設置など工事の準備作業が行われているため、カヌーチームや抗議船が、海保との厳しい攻防を繰り広げている。

ゲート前のテントの下でもこれだけ寒いのに、海の上、しかも海保によって海に沈められたりなど、どれほど寒いことかと、思いやられる。頑張って!!!

「ひや!」と気合を入れて、一緒に頑張りましょう!」

沖縄の二つの地元新聞の記者も、こうして毎日早朝から集会が終わるまで、一日張り付いて取材を頑張っている。ご苦労様!

2017年1月13日リンクURL