安和事故、被害者に責任を押し付ける印象操作がされている! ~ 7月3日の辺野古

 この日、辺野古工事用ゲート朝9時の座り込みは黙祷から始まった。

 先週金曜日(29日)辺野古新基地の埋め立て土砂を搬出する安和桟橋の抗議現場で、ダンプトラックに巻き込まれて、民間警備員の男性が死亡、抗議行動をしていた女性が大腿骨、骨盤骨折の重傷を負った事故。亡くなった方へ黙とうをささげ、怪我した私たちの仲間の一日も早い回復を祈った。

 ネット上では「抗議行動をしていた女性の飛び出しが、警備の男性を殺した」と、抗議行動に非があるような書き込みが流布されているという。現場を見てもいないネット右翼たちが、まるで見てきたように話をつくりあげて拡散している状況に、怒りの声があがった。

 そもそも民間の警備員に、抗議行動を規制する権限はない。安和で行われている抗議行動は、停まっているダンプの前の舗道をゆっくり歩くことで、土砂の搬出を遅らせるという牛歩戦術、飛び出したりする必要などはない。それに長い間の抗議行動の中で、ダンプの運転者と抗議する側、警備員の三者間に信頼関係が生まれ、暗黙のルールが出来上がっていて、安全に抗議行動が行われて来た。

 ところが最近、工事を請け負う大手ゼネコンの会社が変わり、警備会社も変わったことで、土砂搬出の効率をあげようと、ダンプへの無理な誘導を引き起こし、ルールーが無視されるようになっていたという。ダンプの運転者自身が、「警備員が無理に発車させようとするが危険なので、自分は、安全が確認できるまで動き出さないようにしている」との証言も紹介された。現に最近港から出ようとするダンプと公道を走っていたバイクや乗用車との接触事故が何件か起こっていたという。「いつか大事故が起きる」と思っていたと。加害者は工事を無理やりに進めている国だということを忘れてはならない。 

  基地の中へ入って行くぶダンプをにらみつけた。

 

 

 

 

 

 ゲート前のテントには、いろいろな差し入れがあるが、今日は見事なパイナップル。冷えたパイナップルに舌鼓を打ち、面白い形をしたパイナップルが人々を和ませた。みんなが一個づつお土産にいただいた。

 正午前2回目の座り込み。

 昨年から今年にかけて、米兵による性暴力事件が何件も起きており、それらがすべて隠蔽されていたことに、県民はみんな怒っている。被害者のプライバシーを守るためにを口実にする外務省、防衛省、県警に「それこそが被害者ではなく、加害者を守っていることになる」と強く抗議。

今日3回目、みんな炎天下も忘れて坐りこんだ。       

 今週土曜日には不屈の座り込み10年を迎え、玉城デニー知事も参加する辺野古大行動が行われる。

 基地・軍隊は構造的暴力。今回のような事件・事故が起こるのは基地ある故なのだ。辺野古に新しい基地など持っての他!

 今日午後5時から県庁前で行われた抗議集会には、私にしては珍しく、体調不良のため参加できなかった。明後日の辺野古大行動は参加できるだろうか?気がかりだ。「今日はゆっくり休んで体調を整えよう!」と自らを叱咤激励している。

 

2024年7月4日リンクURL

県内外で広がる反発・抗議 ~ 米兵によるレイプ事件

 wamやふぇみん、アジア女性資料センターなどが呼びかけた外務省前での抗議集会は、今日午後6時から行われ、緊急に呼びかけにも拘わらず、350人が集まったとのこと。

 友人たちから写真が送られてきた。

     

 

 

 沖縄でも、那覇市をはじめ読谷、中城、北中城、南城市他の市町村議会が抗議、要請決議、米軍や外務省への抗議を行った。また教職員組合や女団協、女性連合会が抗議の記者会見を行うなど、次々抗議と反発の声が広がっている。

<追記> 

 沖縄でも今日(4日)午後5時から、県庁前県民広場で島ぐるみ会議主催の抗議集会が行われる。また明日5日(土)は、玉城デニー知事も参加して行われる辺野古県民大行動は、米兵の性暴力事件と、安和でのダンプ事故が大きなテーマとなる。

 

 

2024年7月2日リンクURL

県外でも女性たちの抗議の声拡がる ~ 沖縄米兵によるレイプ事件

ご協力のお願い

 6月に報道されて判明した沖縄の米軍による性暴力事件と続報について、緊急行動をすることにしました。
ふぇみんと、アジア女性資料センター、女たちの戦争と平和資料館(wam)が呼びかけ団体です。

 来週早々ですが、7月2日(火)18時から、外務省正門前で行います。
当日のご参加及び、取材、拡散にご協力いただけますとありがたく思います。よろしくお願いいたします。
               (ふぇみん婦人民主新聞)

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在沖米軍による性暴力事件と情報隠蔽を許さない!
外務省正門前スタンディングにご参加を

 2023年12月、在沖米空軍兵長による少女への性暴力事件が起こり、2024年3月には、那覇地検が不同意性交等の容疑で起訴していたことが6月25日の報道で明らかになりました。外務省は遅くとも起訴がなされた3月27日までには事件を把握していたにもかかわらず、沖縄県に情報を共有していなかったことが明らかになっています。このほかに今年1月から5月末までに少なくとも3人が不同意性交罪容疑で摘発されたと報道されています

 わたしたちは、日本政府が「被害者のプライバシー」をもちだして県との情報共有を怠ったことに強く抗議します。被害者のプライバシーに配慮しつつ情報を自治体・市民と共有することは可能であるばかりでなく、あらゆるジェンダー/性暴力を根絶するためにも不可欠です。今回のことは、選挙における争点化を避けるための隠蔽としか考えられません。また基地に関わるジェンダー/性暴力の実態を見えなくさせるものです。


 米軍による性暴力を国家安全保障のために容認し続けている日米両政府に抗議し、被害者のプライバシーを口実とする情報隠蔽の責任を追求します。ぜひご参加ください


日時:2024年7月2日(火) 18時~19時
場所:外務省正門前(地下鉄・霞ヶ関駅) *雨天決行
内容:抗議のリレートーク、声明の発表など

<呼びかけ団体>
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
アジア女性資料センター(AJWRC)
ふぇみん婦人民主クラブ

*スタンディング直前まで呼びかけ団体を募っています。以下のフォームに記入ください。https://forms.gle/3px4FXaXu73LGdLd7

 

2024年6月30日リンクURL