ベテランズ フォー ピース 辺野古にて②~軍隊は「世界平和を構築する」と、誇りに思っていたが…

遠くはベトナム戦争から、近くはイラン・イラク、湾岸戦争、アフガン戦争など、かつてアメリカが「世界の警察」を謳って軍隊を送り出してきた数々の戦争は、自国の若者たちの命を消費してきた墓場だった。

「世界平和のために」、若者たちは純粋にそう思って、命を懸けて闘ってきたのだ。 実際に戦場に行って初めて知った「戦争の真実」

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この若きベテランズ フォー ピースのメンバーは、海兵隊として6年間イラク、アフガンで戦ってきた。そのうち2年間はこのキャンプ・シュワブにも駐留した。
「あの頃の僕は頭が変になる怪しい飲み物でも飲まされていたのか。祖父も父も軍人だったので、僕も当然のように軍人の道を選んだ。金網の向こうの人たちもそうだと思うが、当時は自分の仕事が、世界平和を構築するのだと誇りに思っていた。

しかし実際に僕が殺したのは、子供たち、女性たち、市民たちだった。彼らはテロリストではない。僕は一体何をしているのだ!と叫んだ。戦争からは何も生まれないことを学んだ。生まれるのは憎しみだけだ。そして憎しみはまた憎しみを生む。

僕は生きて国に帰ることができたが、多くの仲間が戦場で死んでいった。除隊してベテランズ フォー ピースで活動している。

沖縄の皆さんは米軍基地があることで辛い思いをしているのに、僕たちがここへ来ることを受け入れてくださってありがとう。今日は、沖縄の皆さんと一緒に行動することができて、とてもうれしい」

2015年12月18日リンクURL

カチャーシーで右翼を撃退~今日(12月16日)の辺野古

今日も早朝400人の余の座り込みで、工事用車両の進入を完全阻止したゲート前。

前日から、「100人以上の右翼が押し掛ける」との情報があり、
早朝行動の後も、多くの人たちが座り込みを続けた。

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11時半過ぎ、やってきた日の丸の集団。ネットを通じて全国的な呼び掛けをしたらしいが、人数は30人足らずだった。例によって大音響のスピーカーで「日本を中国に売り渡す沖縄県民!」とがなり立て、ゼッケンやプラカードには「辺野古推進」「日本を守れ!」「沖縄を守れ!」の文字。

対する市民側は、日の丸集団を無視し、速弾きの三線音楽に合わせて200人近くの人たちが、にぎやかにカチャーシーを舞い踊った。

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その間およそ30分。
彼らは機動隊に守られて、「汚いゾンビダンスはやめろ!」などと、それこそ汚い言葉で負け惜しみを言いながら、遠くへ消えていった。

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これぞ非暴力の抵抗の典型!

引き続き「勝利の歌」に合わせてラインダンス辺野古スタイルで盛り上がった。

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後でわかったことだが、辺野古浜の抗議テント近くで、昼食と総括集会を開いた日の丸集団は「我々の行動で、ゲート前の人々が委縮していた」と自画自賛していたとのこと。「大本営発表ってこういうことなのね」と報告してくれた人は笑っていた。

今日は県外から30数人、台湾から10名の若者たちが参加していることが報告された。

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寒さが少し身に染みる今日のゲート前。差し入れの温かいぜんざいがうれしかった。

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DVC00156.JPG卑屈の座り込み528日目の辺野古でした!!

2015年12月16日リンクURL

オール沖縄会議誕生!!~結成大会に1,300人

「オール沖縄会議」結成大会の報告
昨日(2015.12/14(月))沖縄コンベンションセンター劇場棟に1300人結集して、「オール沖縄会議」の結成大会が行われました。

オール沖縄会議結成大会 写真    <15日 琉球新報より>

沖縄民衆の自己決定権の確立をめざし、ファシズム安倍政権の辺野古新基地押しつけに対決するオール沖縄の「陣形」がここに結成されました。直ちに、沖縄全地域に結成された「島ぐるみ会議」を束ね、翁長県政、稲嶺名護市政と連携を図り、辺野古新基地阻止のため、辺野古現地の闘い、裁判闘争、地方自治体の権能を駆使しての闘い、県民大会、などなどを具体的に取り組んでいくことになるでしょう。

オール沖縄写真 ②

開場は、雨の中、右翼の宣伝カーの喧噪の中をくぐり抜けて結集した沖縄民衆で溢れました。辺野古現地代表の山城博治さん、翁長雄志沖縄県知事、稲嶺進名護市長の闘う決意は会場参加者と呼応して劇場棟を吹っ飛ばさんばかりの熱気であふれかえりました。熱っぽい含蓄のある発言が相継ぐ中で、青年代表(SEALDS RYUKYU)で伊佐拓さんの[沖縄・日本・世界の未来を引き受けていく」との静かな決意は参加者一同の心に大きな感動と連帯感をこだまさせました。

写真 ③

会場の熱気をみなさまに全く伝えることはできませんが、大会の議事録を添付で送りますので、その行間からお酌み取り下さい。(平和市民連絡会MLより転載」

2015年12月15日リンクURL