ベテランズ フォー ピース 辺野古にて②~軍隊は「世界平和を構築する」と、誇りに思っていたが…

遠くはベトナム戦争から、近くはイラン・イラク、湾岸戦争、アフガン戦争など、かつてアメリカが「世界の警察」を謳って軍隊を送り出してきた数々の戦争は、自国の若者たちの命を消費してきた墓場だった。

「世界平和のために」、若者たちは純粋にそう思って、命を懸けて闘ってきたのだ。 実際に戦場に行って初めて知った「戦争の真実」

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この若きベテランズ フォー ピースのメンバーは、海兵隊として6年間イラク、アフガンで戦ってきた。そのうち2年間はこのキャンプ・シュワブにも駐留した。
「あの頃の僕は頭が変になる怪しい飲み物でも飲まされていたのか。祖父も父も軍人だったので、僕も当然のように軍人の道を選んだ。金網の向こうの人たちもそうだと思うが、当時は自分の仕事が、世界平和を構築するのだと誇りに思っていた。

しかし実際に僕が殺したのは、子供たち、女性たち、市民たちだった。彼らはテロリストではない。僕は一体何をしているのだ!と叫んだ。戦争からは何も生まれないことを学んだ。生まれるのは憎しみだけだ。そして憎しみはまた憎しみを生む。

僕は生きて国に帰ることができたが、多くの仲間が戦場で死んでいった。除隊してベテランズ フォー ピースで活動している。

沖縄の皆さんは米軍基地があることで辛い思いをしているのに、僕たちがここへ来ることを受け入れてくださってありがとう。今日は、沖縄の皆さんと一緒に行動することができて、とてもうれしい」

2015年12月18日リンクURL