米軍から県民への感染拡大 の恐れ現実に! ~ CBSテレビが取材

 心配されていたことが現実になった。米軍基地内で感染が広がるコロナウィルスが基地の外に波及するのは時間の問題とされていたが、ついに昨日、基地(キャンプ・ハンセン)に出入りするタクシーのドライバーに感染者が出てしまった。

<17日 琉球新報>

 日本の米軍基地に駐留する米兵はいつでも自由に基地の外に出られる。それどころか、基地の外に住んでいる米兵も多い。彼らの生活圏は基地の中だけでなく、私たち県民と同じ沖縄全体と言っても過言ではない。

<17日 琉球新報>

 いまや、世界最大のコロナ感染国となっている米国は、世界の警察を標榜して世界中に軍事行動を展開している。そんな米軍が世界にコロナウィルスを拡散しないという保証は、どこにもない。

 16日、米軍とコロナ汚染について、米国のCBSテレビ(アメリカ最大のTVネットワーク)が取材のため来沖、コロナだけでなく、米軍基地の存在が沖縄社会に及ぼす様々な状況について、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会代表・高里鈴代さんを取材した。

 事務所の壁に貼られていた、米軍兵士による女性への性暴力発生地図に興味を示すCBSテレビの記者。

 CBSの記者は、高里鈴代さんから、戦後75年間の米軍駐留下で、米兵による女性への性暴力(強かん、殺人、傷害、暴力など)が400件以上も起り続けていると説明を受け、言葉を失っていた。

2020年7月17日リンクURL

米軍のコロナ対策に抗議 ~米軍及び日本政府よ!沖縄県民の命も大切です!

 今日(15日)、米軍基地で起ったコロナクラスター 対策は「県民の生命と人権を軽視している」として、市民団体「沖縄県民の生命・人権無視に抗議する連絡会」が県庁記者クラブで記者会見を行い、抗議文を発表した。

 米軍が借り切ってコロナの隔離施設にしたリゾートホテルの所在地・北谷町の女性町議は、「昨年は、町内で米兵による女性殺害事件が起きた。今度はコロナ汚染に町民はおびえている。民間地域にホテルを借り切って、コロナの隔離施設にするということは、町の53%もの面積を占める基地の他に、さらに基地もどきをつくるに等しい。絶対に許せない。直ちに基地内に撤収せよ!」と声を震わせて訴えた。

 また、普天間基地の近くに住む女性は「連日基地からの爆音に悩まされ、空気汚染、土壌汚染、水質汚染と基地被害の上に、今度はコロナウィルスをまき散らすのか。すべての基地のゲートを封鎖するべきだ」と憤る。

 政治団体の代表は「75年前の沖縄戦では日本軍は住民を守らなかった。米軍も同じ軍隊。住民を守らないということが、今回改めて明らかになった。これが軍隊の本質だ」。

 県議からは、「米軍は、事前に日本政府の了解を得ているとしている。県民の生命より米軍優先か!」と、日本政府への強い不信感をあらわにした。

在沖米軍のコロナ感染者は、今日(15日)新たにキャンプ・ハンセンで36人が確認され136人となった。辺野古のキャンプ・シュワブと金武町のキャンプ・ハンセンは基地内でつながっており、「この状況下で辺野古基地・シュワブで一人も感染者が出ていないとは考えにくい。米軍・日本政府は、またまた情報を隠蔽しているのではないか」という不信の声も上がった。

 今回の呼びかけ団体となった「沖縄県民の生命・人権無視に抗議する連絡会」は、命の問題に敏感な女性たちが主導し、県内の女性団体はじめ人権、平和、労働、環境などに取り組む各団体へ呼びかけ急遽結成された。

 今後、どう活動を展開し広げていくか検討中で、大規模県民集会や基地包囲など活動を広げていくとしている。

米軍及び日本政府よ!沖縄県民の命も大切です!

2020年7月16日リンクURL

名護市議40年の大城敬人さんを祝う ~ 今日(7月15日)の辺野古

  辺野古ゲート前の座り込みも昨日で2200日を超えた。今日は曇天。激しいにわか雨の予報もあるが、暑くもなく寒くもなく絶好の座り込み日和だ。

 辺野古へ着くと、すでに名護市議の大城敬人さんがいて、みんなを笑顔で迎えた。

 米軍基地で海兵隊員のコロナクラスターが発生(今日の時点で136名の感染者)し、抗議行動もますます厳密な感染対策が求められる。

 国会議員も容赦なく排除される。高良鉄美参議院議員。

 沖縄では国会議員を必要以上に権威づけて「先生」と呼ぶ習慣はない。特別扱いはなく、一県民として座り込み抗議を行う。

 工事用ゲートに居並ぶ民間警備員、40人はいる(控えに交代要員がさらに同じ数)。ゲート一つにこれだけの警備が必要か?警備費だけで一日2000万円といわれる新基地建設費の一端が垣間見える。血税無駄遣いの極み。

 一回目の搬入が終わり、休憩時間に土木技術者の奥間政則さんが、新基地建設工事の進捗状況を説明した。

「辺野古新基地は震度1で崩壊するという報道は衝撃的だったが、それは辺野古調査団が勝手に設定したものではなく、政府側が公表したデータに基づいて計算したもの。これには政府寄りの専門家も何も言えないはず。いま専門家の間では、学者や技術者が、辺野古の実態に気づき、NOの側に集まりつつある。ただ、気になるのは、これに沖縄の専門家が協力していないこと。県や議会などと連携して、地元沖縄の専門家に働きかける必要があるのでは」と語った。

 辺野古の地元名護で、11期40年間市会議員を務める大城敬人さんが、全国市議会議長会から表彰されたことを、みんなでお祝いした。座り込み市民の代表から花束を贈られる大城さん。

 今年80歳の大城さんは、人生の半分を市議会議員として活動してきたことになる。「さらにその議員生活の半分以上が辺野古新基地との闘いだった」と議員生活40年を振り返った。

 政治家としての信条は、「議員は市民の小使い、市民が納める税金で議員報酬をもらっている。雇用主は市民。”だから、私をこき使わないと損しますよ”と支持者には訴えてきた」。

 「40年間、議会が開かれるときには必ず一般質問をしてきた。それは180回に及び、全国でも例がない。病気で入院中も抜け出してきて質問した」という伝説の持ちぬ主。

 最後は祝いの「かじゃで風」を舞い、みんなでカチャーシーを踊ってお祝いを締めくくった。

2020年7月15日リンクURL