科学者の良心~国環境監視検討委員会委員が辞意表明

国が辺野古埋め立て工事に伴う環境保全策協議のために設置した環境監視等検討委員会の委員・東清二氏(副委員長)が辞意を表明。科学者の良心を示したとして、県民の間に支援する動きが広がっている。

監視委員辞任①

監視委員辞任 ②                                           琉球新報(3月11日)

県内昆虫研究の第一人者である東氏の下で学んだ研究者や行政職員らは近く、東氏を支援する声明を発表する。声明では、監視委で「埋め立てありきの議論では環境保全はできない」とした東氏に賛同し、監視委の在り方に疑問を呈しているほか、東氏の辞意を尊重するよう防衛局に強く求める考えだ。多くの有志の結集を呼び掛けている。
一方、沖縄・生物多様性市民ネットワークなど10団体も17日、東氏の辞意を支持し監視委の在り方を追及する会見を県庁で開く予定。<琉球新報 3月17日>

2015年3月17日リンクURL

今日(3月13日)の辺野古~若者たち

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辺野古・シュワブ・ゲート前の座り込みは
3月13日の昨日・250日を迎えた。

 

海上では、ボートやカヌーによる市民(辺野古ブルー)の必死の抗議をよそに、海保に守られて、埋め立て工事のための海底掘削作業が
続けられているようだ。

あのやぐらの下で海が悲鳴をあげている

あのやぐらの下で海が悲鳴をあげている

ゲート前の座り込みのメンバーも、
海の見える第三ゲートに移動して、海保の高速ボートに追い掛け回されているカヌーチームに「頑張れ!」と声援を送った。

 

ゲート前のテントは今日も200人ほどの人たちが
最高気温22度の日差しをブルーシートでしのぎながら座り込む。

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この日は、さしずめ若者デーだった。
彼女は東京からやって来て、一週間テントに泊まり込みながらカヌーチームに加わった。
時折涙ぐみながら、沖縄に降りかかる理不尽に憤る。DVC00313.JPG

「辺野古でたくさんのことを学び、たくさん考えました」という彼は
神奈川から。毎月のようにやってくる。

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「僕にできることは何かを考えた。辺野古の闘いを歌にしたので聞いてください」と自作の歌を披露してくれた福岡の学生。

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彼は沖縄出身で東京の芸大で学ぶ。優しい歌声でみんなの気持ちを和ませ、アンコールの声に応えて3曲歌った。

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いつものシュプレヒコールも、若者がリードすれば、ラップ調に。
中高年もノリノリでデモ行進。

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最後は、ゲート前で一人ひとりマイクを握ってアピール。
それぞれが、自分の言葉で思いを語った。

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向かい合う警察官や基地の中の米兵、軍雇用の警備員に
「あなたたちも、私たちも同じ人間」と、魂が震えるようなメッセージ。心からの叫び、その真剣さが、基地のなかの人たちにもきっと伝わったはず。

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彼らは、グループではない。北は北海道から南は沖縄まで、ここ辺野古でたまたま同じ時に居合わせて知り合った。
こんなすてきな若者たちがいるのだ。日本の将来もまだまだ捨てたものではない。そう思ったのは私だけではなかったようです。

2015年3月14日リンクURL

辺野古 掘削再開

政府・沖縄防衛局は、知事選への影響を恐れて中断していた
新基地建設工事に向けての海底ボーリング調査を、12日午前、半年ぶりに再開した。

琉球新報(12日)

琉球新報(12日)

 

「前知事による埋め立て承認の検証結果が出るまで、工事を見合わせるように」との翁長知事の要求を無視しての強行である。

調査再開 ②

2015年3月13日リンクURL