辺野古ステッカー・キャンペーン

翁長知事は、「あらゆる手法を駆使して辺野古の新基地建設を止める」と
明言している。

住民運動も呼応して、多彩なアイディアを出して
新基地建設反対の活動を展開中。

先週も新しいアイディアが提案された。

「辺野古新基地反対のステッカーを、車に貼りつけて走ろう!」という運動だ。

辺野古ステッカー ③辺野古ステッカー ②

 

 

車社会の沖縄では、広がればかなり効果的なキャンペーンになる可能性が高い。残念ながら、私は車を持っていないが…。

ステッカーは一枚200円。売上金はもちろん辺野古の海を守る運動に使われる。

沖縄中の車が、このステッカーを貼って走ってほしい。

 

 

すてっかー①

ステッカーと言えば、2009年、グアム・チャモロの女性たちが展開したステッカーキャンペーンを思い出す。

黒地に白い文字で「8000」と数字だけが書かれた意味不明のステッカーを貼った車が、
日に日にグアムの街の中に増えて行った。

これを見たグアムの市民たちが、「8000って何?」と関心を持ちはじめたところで、
「実は、沖縄から8000人の米海兵隊員が、グアムに移転してくる。もうこれ以上の米軍は受け入れられない」と、反対運動を展開した。

沖縄と同じく、米軍の重圧下にあるグアム。とくに先住民・チャモロの女性たちが
「先祖代々の土地を返せ」と声を上げたのだ。

沖縄をはじめ、韓国、グアム、プエルトリコ、フィリピン、ハワイなど、米軍基地が存在するがゆえに、軍事支配と構造的差別を強いられている国や地域の女性たちが、お互いに連帯して「武器に依らない平和」を目指す国際女性ネットワークの活動の一環だった。

辺野古に新基地をつくらせない沖縄の運動が、結果としてグアムへの海兵隊8000名の移転を阻んでいる。沖縄の海兵隊はどこかに移転するのではなく、本国へ引き上げるべきだ。

 

2015年4月14日リンクURL

辺野古基金の創設

「とても辺野古まではいけないが、せめてカンパでも」と、県内外の友人・知人から「志金」を託されることが、よくある。先月も、横浜で仲間たちと「辺野古支援カンパ」の活動をはじめた友人がおり、集めたカンパをどこへ送ったらいいかとたずねられたばかりだった。

昨年末の翁長知事の誕生以来、沖縄県や名護市対する「ふるさと納税」が急増(名護市2倍、沖縄県10倍)するなど、沖縄・辺野古の闘いに共感する県内外から「共に闘う意思表示」の一つとして「経済的支援」が広がっている。そんななか、昨日(9日)、「辺野古基金」の創設が発表された。

アメリカでのロビー活動や世界的な情報発信、最終的に「国」「沖縄県」に対して、埋めたて許可取り消しによる「損害賠償」を求めてきた場合(あってはならないことだが)の対策として、基金創設が模索されていた。

 

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米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の阻止を目的とした「辺野古基金」が9日、創設された。県議会与党会派や経済関係者らが中心となっている。県内外の賛同者から資金数億円(目標額)を集め、新基地建設阻止活動を展開する。翁長雄志知事が個人として相談役に就任することも検討されており、創設メンバーは普天間飛行場の県外・国外移設を掲げる県政の側面支援に力を入れ、辺野古移設反対を国内外に発信する。
基金の共同代表には前嘉手納町長の宮城篤実氏、金秀グループの呉屋守将会長、かりゆしグループの平良朝敬CEO(最高経営責任者)、沖縄ハム総合食品の長浜徳松会長、元外務省主任分析官の佐藤優氏、俳優の故菅原文太さんの妻・文子さんの6氏が就任した。9日の記者会見には翁長知事も同席した。
創設メンバーは5月にも総会を開き、使途などを協議する。米紙や全国紙などへの意見広告掲載を通じた世論喚起のほか、米国でのロビー活動など、多様な活用法を検討している。
共同代表の宮城氏は「(普天間問題を)決めるのは日米両政府だと言っても、任せていいわけではない。具体的な問題提起をしなくてはならない」と基金活動を通して県民の自己決定権確立を目指す考えを示した。
翁長知事も会見後、基金創設に「感激し、決意を新たにした」と新基地建設阻止で連携していく考えを示した。<琉球新報 4月10日>


辺野古基金 講座番号

 

2015年4月10日リンクURL

今日の辺野古(4月8日)~拡がる辺野古新基地反対の輪

翁長知事の工事中止指示や菅官房長官との会談を経て
県内はもちろん県外へ世界へと、沖縄の屈しない抵抗への共感が
確実に広がっている。

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国によるあまりにも姑息で理不尽な沖縄いじめが
辺野古ゲート前の座り込みに参加した人たちからフェースブックやブログなどで広がり

また、官房長官との会談に至っては、中央メディアも取り上げざるをえなくなり、
多くの国民の目に留まるようになったことも大きいと思われる。

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今朝午前中前半の座り込みでも、16人が県外からの人たちで
東京、大阪、奈良、神戸、神奈川、埼玉、佐賀、遠くは山形からと広範囲にわたる参加者だった。

親子で二泊三日参加したという母親は
「テレビや新聞で見ていて、20年近くもこんな厳しい抵抗を続けることができるのはどうしてだろうかと思い、どうしても現場に来てみたかった。実際にはテレビで見るよりずっと大変だし、でも皆さんが暖かく、優しくたくましいことに感動。これが本当の強さなのだと実感した。一緒に来た娘(20代)がカヌーに乗って辺野古ブルーに加わりたいと言っているので、来月は1ヶ月間滞在するつもりだ」と語りった。

山形からの参加者は、「山形の田舎だけれど、私のまわりでも辺野古の話をする人たちが増えている沖縄の闘いが遠く東北まで拡がっていることを、沖縄の皆さんに伝えたくて参加した。実際に現場に来ないとわからないこともたくさん経験したので、山形に帰ったら辺野古の状況をさらに多くの人たちに伝えたい」と。

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埼玉から参加した男性は「毎週金曜日に国会前で行われている原発反対の抗議デモに毎回参加している。その仲間たちから託されたバーナーを携えてきた。毎週埼玉から国会に通うのは大変だと感じていたが、辺野古に来て見て、そんなことは言っていられないと思った。来月、さらに再来月と仲間を増やしてまた辺野古へ来たい」と決意を語った。

 

県議会をはじめ、翁長知事を支持する県内全市町村の議員たちが議員団を結成して、今日まで3日間「議員団総行動」を展開。初日は100名規模、昨日・今日は50名以上が参加した。今後も毎日交代でゲート前に座り込む予定。

議員団総行動^ゲート前

議員団総行動^ゲート前

 

 

名護市の稲嶺市長も激励に訪れた

名護市の稲嶺市長も激励に訪れた

 

 

 

 

 

 

 

DVC00425.JPG第三ゲート北側にある工事車両専用ゲートに、昨夜、機動隊の手によって新たにつくられた高い防護壁。ビニール製の園芸用ネットのようにも見えるこの壁に一体どんな意味があるのか測り兼ねて、みんな首をひねった。県予算の無駄遣いだと抗議した。

 

 

2015年4月8日リンクURL