高江一斉行動日の土曜日(24日)、およそ250人がN1ゲート前に座り込み、砂利を積んだダンプや大型トレーラーの侵入を許さなかった。
午前8:00頃、砂利を積んだ20台以上のダンプとトレーラーが向かっていると連絡が入り、N1ゲート前は一時緊張したが、結局、これらの車両はメインゲートで砂利を降ろしただけで帰ったことが分かった。さすがにこれだけの人が集まると強行突破は無理とあきらめたようだ。
一方、前日から来県していた稲田防衛大臣が、人々の抗議を避けるように、自衛隊のヘリでオスプレイパッドの工事状況を視察。
<警察車両のすぐ上、アリンコ程度にしか映ってないので変わりにくいが、稲田防衛大臣が乗っているとみられる自衛隊ヘリ。わずか2~3分程度のの視察で何がわかるというのだろうか>
工事車両の侵入は止められたものの、森林伐採や警備に当たる防衛局の職員・機動隊が、警察車両に隠れるようにして中に入ろうとするのを止めようとする市民と機動隊との間で、何度も激しい攻防が続いた。
この日(24日)、稲田防衛大臣と翁長知事が県庁で会談したが、二日前に嘉手納基地から飛び立ったハリアー爆撃機が訓練中に沖縄本島近くの海に墜落した事故をはじめ相次ぐ米軍による事件・事故について、為す術を持たない政府の対応を、翁長知事が痛烈に批判。かりゆしウエア姿で現れた稲田大臣は、(記者団がいる間)視線を合わせることも言葉を交わすこともなく、ただ聞いていたと、地元メディアは伝えている。