沖縄の産業まつり  覘いてきました

今年、第40回の歴史を持つ「沖縄の産業まつり」。毎年楽しみにしていたイベントでしたが、思えばここ3年ほど行っていませんでした。

時間的にだけでなく、そういうことを楽しむ気持ちの余裕を失っていたかもしれないと気がつき、ちょっと胸ドキッ。

用事で会場の近くまで行ったので、雰囲気だけでもと、最終日の昨日(23日)、30分程度駆け足で覘いてきました。

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期間中三日間に数十万人が訪れる県内屈指のイベントである産業まつりは、第一回の1977年にはわずか75社だった出店が昨年は522社と大きく成長。国内外からバイヤーが集まる産業見本市の役割も果たしています。

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沖縄の産業といえば、「泡盛」は筆頭格。47酒造所ほぼ全メーカーが店舗を出します。

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また、沖縄は薬草やハーブの宝庫でもあり、県外では珍しい貴重な薬草でも、沖縄では普通に道端に生えていたりする環境に恵まれた地です。

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観光おみやげの定番「琉球ガラス」も人々の暮らしの中から生まれた県産品。

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沖縄が誇る工業品の展示もいろいろ。

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子どもたちも楽しめるようイベントステージもありました。

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私のお目当ては、毎年園芸コーナー。熱帯花木がいっぱい。見るとあれもこれもほしくなるけど…。

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ぐっとこらえて、一鉢だけ購入したのは、これで~す。

DVC00001.JPG                  <斑入り ミリオンハート💛>

時間がなくて、肝心の、今年の新製品や知事賞など優良県産品を紹介する会場には行けなかったのが残念。後ろ髪惹かれる思いで帰ってきました。

600店舗近くの出店がある中で、私がのぞいたのはわずか10店舗余り。それでも、十分気持ちが潤いました。

今週、来週と沖縄はビッグイベントが目白押し。心が擦り切れるような出来事ばかりが起こる沖縄ですが、本来は文化的にとても豊かな社会だと思います。

米軍基地の存在がいかに沖縄県民の人生の豊かさを奪っていることか、改めて思わざるを得ません。一日も早く、平和と心豊かな日常の暮らしを取り戻したいものです。

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2016年10月24日リンクURL

文子おばぁも元気に参加~今日(10月22日)の高江土曜集中行動日

300人余が結集して、今週もN1ゲートからの砂利搬入を許さなかった。

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前日、警察が半年も前事案で、取り調べを受けた辺野古座り込みの象徴的人物である島袋文子さん(87歳)も、元気に姿を見せた。

DVC00019.JPG 戦争の後遺症で歩くことさえままならず、車いすで移動するしかない高齢(87歳)の文子さんが、どうしたら屈強な右翼男性に暴力を振るえるというのか!誰が考えてもおかしな話である。

文子さんによると、名護署が写したという現場写真を見せられ確認を迫られたが、そこに映っていたのは、暴力を振るわれたとされる人物とは全く別人が写っていたので、「これは違う」と即座に否定したという。

しかも、その事件があったとされる日は、右翼が押し掛けたので、文子さんの周辺にはいつも彼女を支えてくれている人たちを含め、大勢の人がいて騒然としていたが、写真は少人数で文子さんの周りにいつもの介添えの人たちなど誰も写っていかったという。文子さんの周辺では「合成写真ではないか」と疑っている。

また、本人確認で住所・氏名を名乗るよう求められたことに対し、「山城博治さんが釈放されない限り、私は何もしゃべらない」と、黙秘を貫いたとのことである。

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この日も、県内外から大勢の人たちが「高江」にやってきた。 全国で安保法の違憲訴訟を闘う若手弁護士の皆さんたちのグループ。「日本の平和と主主義を最先端で闘う沖縄を知らなければ、何も始まらない」と。

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毎年、沖縄の北端・辺戸岬から、南端・摩文仁までを10日間かけて歩く平和行進を行っている日本山妙法寺の方々。

DVC00010.JPG 高校の修学旅行で沖縄を訪れて以来、歴史的に日本の国が沖縄に行ってきた数々の理不尽に衝撃を受け、「自分にできることは何か」と問い続けながら大学生になっても辺野古にも通ってきた若い女性。「社会人になって、自分にできることの第一歩として、まず、母を連れてきた」と。すてきな母娘の発言。

p1040087 辺野古・高江名物、楽しいパフォーマンスも。

山城博治さんの拘束はまだ続いている。理由にもならないような微罪を取り立てて逮捕し、裁判所が拘留を認めなかったため、公務執行妨害で再逮捕、さらにそれでも裁判所が拘留を認めなかった場合、今度は窃盗で再々逮捕をもくろんでいるという。

2016年10月23日リンクURL

「高江」の警備機動隊員が市民に差別発言~「土人」「くそ ぼけ」「シナ人」

もう 何をかいわんや である。

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沖縄に派遣されている県外からの機動隊員は、見たところ若い人たちばかりだが、すでに死語となっている「土人」「シナ」など、よくこんな古い言葉を知っていたものだと思う。

沖縄に配属される海兵隊の新任兵士に沖縄差別を助長する新人研修が行われていたことが暴露されたばかりだが、もしかして、機動隊でも沖縄派遣機動隊員にに、このような研修を行ってはいないでしょうね。

かつては、沖縄戦の日本兵にも差別教育が行われていたことはよく知られている。相手は人間として扱わなくていい存在だと、差別を植え付けることで、兵士の戦場での人殺しは可能になる。戦争遂行に差別はつきものだ。

高江や辺野古で彼らが行っている暴力的な弾圧は、沖縄の人たちを見下さなければできないことだ。

今回の差別発言で、それが見える形で露呈した。

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暴言を吐いた機動隊員は「つい興奮して言ってしまった」と発言を認めたが、謝罪することはなく、移動の形で19日付すでに大阪府警に逃げ帰ったとのこと。

これに対し大阪府の松井一郎知事ツイッターで、「表現は不適切だったかもしれないが、(動画を見て)大阪府警の警官が一生懸命命令に従い職務を遂行していたことが分かった。出張ご苦労様」と、暴言警察官をねぎらったという。差別発言も命令による職務遂行か?

 

2016年10月19日リンクURL