「良い知らせ」 ~ オクラレルカの花

 昨日(14日)は、名護まで所用で出かけたその足を、大宜味村の喜如嘉まで延ばしました。

 オクラレルカの花畑(田んぼ)です。見渡す限りの緑と紫の花の絨毯、沖縄ではなかなか見られない風景です。

 芭蕉布で名高い喜如嘉ですが、近年はこの季節のこの風景を心待ちにしている人も多いことでしょう。かつて喜如嘉の田んぼは、ビーグ(畳表となる琉球イグサ)が植えられていましたが、花だけでなくその葉っぱが、生け花の花材として人気の高いオクラレルカに着目し、今では一大産地になっています。

 今年は、すでに花のピークは過ぎていましたが、それでもまだ多くの人たちが訪れていました。雑誌などのグラビア撮影でしょうか?琉装姿の女性にカメラをむけるグループ。保育園の子どもたち、介護施設のお年寄りの一行など、地元の人たちにも親しまれているようです。


 子どもたちは、花より団子ならぬ水遊び。脇を流れる水路に足を入れ大はしゃぎ。自然の中で生き生き、のびのび動き回っている子どもたちの姿は、見ているだけでこちらも元気になります。 


 生態系も豊かな喜如嘉ターブク(田んぼ)です。


 オクラレルカの花を楽しんだ後は、集落内の散策もお勧めです。ただしあくまで、集落の皆さんの暮らしのお邪魔にならないように、節度ある行動に気を配りましょう。

 ちなみに、オクラレルカの花言葉は「良い知らせ」だそうです。どんなステキな知らせが届くのか、ワクワク胸を躍らせながら待っているところです。このブログを見て下さったあなたにも、きっと良い知らせが届くことでしょう。

 

2023年4月15日リンクURL

信州と沖縄でぬちぬぐすーじ ∼ 芝居と琉歌と音楽で伝える命どぅ宝

 琉球と大和の架け橋にと、芝居と琉歌と音楽で伝える命どぅ宝「信州・沖縄 ぬちぬぐすーじ」公演が行われる。かつてないユニークな構成に、私も飛んでいきたい衝動に駆られる。長野在住の皆さん!お見逃しなく。絶対面白いから!

 

 

2023年4月13日リンクURL

今日も淡々と ~ 4月12日の辺野古

 辺野古へ行く日は、起きるとまずベランダに出て、外の空気を肌に感じてその日の服装を判断する。

 辺野古は那覇より1~2度気温が低いことも計算に入れなければならない。ちょうど今頃の季節の変わり目は、その判断が難しい。天気予報という科学的な情報だけでは間違えることが多い。一番確かなのは、自分の身体・肌感覚であると、長い経験から、わかるようになってきた。 

 

  国の戦争政策が、あからさまに叫ばれるようになって、ゲート前での防衛局職員の態度が、強権的、強引になってきた。何やら挑発的な匂いも感じる。なんとも嫌な雰囲気だ。 

 舗道にバリロードを設置され、座り込み行動の一部が、道路側にはみ出さざるを得ないので、カラーコーンを並べて安全を確保しているのだが、いきなり今日から、そのカラーコーンを「違法だから撤去しろ」と、言い出した。複数の防衛局職員が交互に、ハンドマイクを大音量にしてがなり立てる。「このバリロードこそ違法だ。まず先に撤去しろ!」と、こちらも言い返す。 

 こうして今日も、辺野古での一日が始まった。 

  11:00前、第四ゲートで座り込み。 

  ここも、どんどん時間が早まって、11時20分前には、早々と強制排除されてしまった。

 弾薬庫の改修と、美謝川の付け替え工事とが相まって、付近の森林は見るも無残に切り倒され、むき出しになった赤土の山肌がどんどん広がっていく。 

 大浦湾側では、土砂を陸揚げする桟橋に接岸している台船の姿なく、海での作業はないようだ。

   

 正午前、工事用ゲートでの2度目の座り込み。最高気温27度の予報通り、曇り空ではあったが、これからの夏が思いやられる暑さだった。熱中症に要注意の季節になった。

 

 道端の植栽の陰、雑草の小さな花の清々しさに惹かれる。

 「雑草と言うなかれ!我にも名あり。お前が知らないだけだ」と怒られた。ごめんなさい。調べます。

 

<追記4月15日>

 上の写真の草花は、「アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)」という、なんとも艶っぽい名前がついていました。

 

2023年4月13日リンクURL