辺野古新基地建設の工事がいかに違法で、とんでもなくいいかげんな工事が行われているか、市民の手で次々と明らかなされ、指摘された沖縄防衛局は対応に追われ慌てている。
市民がゲートに座り込むと「道交法違反」だと強制排除や逮捕・拘束をしておきながら、基地に入るダンプの違法(積載オーバー、車両番号不明瞭、改造車など)はいくら市民側が現場で指摘しても県警は指導も取り締まりもしない状況が続いてきた。
<積載オーバーのダンプ。積載物が枠より上にはみ出し見えてはならない>
工事の発注主である防衛局に何度も強い抗議をした結果、メディアも大きく取り上げたので、やっと対策に乗り出した。その①。方向指示器を出さずに基地から一般道路に出てくるダンプに、付きっ切りでいちいち「ウインカー点灯」のボードを掲げ、注意を促す防衛局員。↑
工事現場から車両が一般道路に出る際は、法事現場の泥などで道路を汚さないよう、しっかり泥を落としてから一般道路に出るよう道交法では定められている、しかし、辺野古の新基地基地建設現場から出てくるダンプは汚れたタイヤのまま、毎日200台超のトラックが行き来するため、粉塵を巻き上げ、国道を汚し、抗議で座り込んでいる座り込んでいる人たちはマスクをしなければいられない状況が続いていた。
何度も防衛局に抗議・要請したところ、先週からゲートの入り口に散水する↑ようになった。しかし、単なる散水では泥などはきれいになるはずもなく、水を張った池を作ってそこで洗浄してから道路に出るようにしなければタイヤはきれいにならない。アリバイ的にゲートの前に水を撒いているだけだと、座り込みの市民たちは抗議している。
その③、さらに道交法違反どころではない重大な問題が浮上してきた。埋め立てて滑走路になるはずの大浦湾に、6本の活断層が走っていることが明らかになった。
大浦湾の海底の環境調査は何年も前にとっくに終わっているはずなのに、今年になって改めてポセイドンという日本に一つしかない海底調査船を投入して調査を始めたことに対し、不審に思った市民側の土木の専門家らが、情報公開を駆使し、地質学者などの協力を得て明らかにした。
しかも国は、そのことを隠すため、国土地理院の資料から活断層の存在を消去した地図を使って、仲井間前知事をだまし、埋め立てを認めさせたという。
市民側のこれらの追及に対し国は、「これまでの資料に活断層はない」とうそぶき、「各断層はない」と、近く閣議決定するという。閣議決定すれば活断層が無くなるとでもいうのだろうか?
小さな地震でも活断層が動けば、埋め立ててつくった飛行場はオスプレイ100機を乗せたまま崩壊沈没し、連動して隣接する辺野古弾薬庫は大爆発を起こす。辺野古弾薬庫には復帰前からの核弾頭が温存されているのではなかと見られており、爆発すれば、沖縄が島ごと消えことにもなりかねない。
国がここに来て慌てているのは、辺野古は米軍の使用する基地であり、米国には「活断層法」という法律があり、活断層の上に建造物を作ってはならない、また石灰岩の上にも飛行場など作ってはいけないことになっているという。沖縄は隆起サンゴ礁(石灰岩)でできた島であり、まさに大浦湾は世界有数の竜宮城のような珊瑚群を埋め立てて基地をつくろうとしている。
<基地の中かから市民の集会での発言を <常に市民らの行動を撮影している県警> 盗み聞きし、メモしている軍警>
座り込みテントの花壇に咲くハイビスカスと蝶