月が改まり、2023年もあと二か月を切った。なんと時の流れが速いのだろう!と思う反面、毎日が同じような、いや後ろ向きに歩いているような錯覚さえ覚えるときもある。
10年にもなろうとするこの日々。つつましやかに生きる庶民にとって、失った10年の年月は決して軽くはない。ましてや高齢ならなおさらだ。この日も満月の名残の月が西の空に浮かぶのを眺めつつ、辺野古を目指してやってきた。
ゲート前での話題は、怒り収まらない「強制代執行訴訟」のこと。
「デニー知事と県側の弁護士の弁論が終わったら、国側には何も求めないまま『これで結審する』と言い放った裁判長の言葉に唖然として、しばらく誰も席を立てなかった」と、傍聴した人が感想を述べた。
この日は、京都の大学からゼミの学生や、県外の反戦地主の方々、韓国から若者など多彩な人々が辺野古へ集った。
「ダイ・イン」で抗議の若者 ↑
←「デニーさん えらい!断固支持!とジュゴンさん。
上空は、抜けるような青空が 広がる。ここに爆撃機やミサイルを飛ばすな!「お空を飛ぶのは、鳥さんだけでいい!」と、子どもたちが言っている。
この日は三回目の座り込みはなく、昼食後那覇に戻った。
水曜日はいつも差し入れがいっぱい。今日のお土産は、りんご、柿、大根、ジャガイモ、柚子。ケーキや冷たい夏みかんのフルーツポンチはお腹の中に納まった。