台風一過の辺野古(8月9日)から

 3週間ぶりの辺野古である。先々週は多忙で、先週は台風で行けなかった。6:40、辺野古行きのバス乗場・県庁前の県民広場に到着。

 いつもはエサを探してせわしそうにそこら中をつつき回っている鳩の群れが、今日はなぜかのんびりと羽を休めている。台風避難で疲れたのだろうか?

 時間を知ろうと県議会棟横にあるはずの時計を見上げると、輪っかだけを残し、ひしゃげて垂れ下がり、台風の威力を見せつけていた。今日の辺野古、たぶん抗議行動どころではないはず。テントの修復、周りの片付けに追われるだろうと、想像がつく。

 屋根のシートがはがされ、骨組みだけになった座り込みテント。先着の人たちがすでに修復の作業を始めていた。


 みんなで手分けして、舞い散った木の枝や葉っぱを片付け、清掃し、シートを張り直した。

 木々の多くも葉を落とし、常緑の琉球松だけが緑色を残している。

 それでも9時前にはゲート前に座り込む。いつもより参加者がかなり少ない。十数人はいるだろうか。やはりみんな、家の台風後の片付けが大変で辺野古どころではないと思われる。とくに農業の人たちは被害も甚大であろう。本当はそちらの方に応援に駆け付けたいくらいだ。

 海はまだ波が高く、海上からの土砂搬入はなく、その他の工事も再開されていないとの報告。この日工事用ゲートから入ったダンプは15台のみ。結局、午後の資材搬入はないということで、抗議行動は朝一回だけで打ち上げとなった。

 明日以降の抗議行動のために、可能な限り今日中に修復をと頑張り、昼食後に解散となった。

 沿道の路肩では、台風一過の日差しを待ちわびていたかのように、黄色いタマスダレの花が一斉に咲き出しいる。(帰宅すると、我が家の庭のタマスダレも咲きそろっていた)

 不屈の座り込み・3321日目の辺野古より。

 

 

2023年8月10日リンクURL