トンブロック投下続く~今日(2月8日)の辺野古

ついにコンクリートブロックの海中投下が始まったとの報に、連日多くの人たちが、辺野古ゲート前に駆けつけている。

朝6時、平和市民連絡会のチャーターバスで辺野古へ向かうと、7時過ぎにゲート前に到着する。集会はすでに始まっていた(7時開始)。
水、木は集中行動日なので250人以上の人々が集まり、工事用ゲート、メインゲート、第二ゲートの3か所に分かれて抗議行動を行った。

                     (工事用ゲート前)

座り込みの中心は工事用ゲート。工事に関連する車両が入るのをみんなで止める。
メインゲートは、主に米兵の出勤や、演習ために出入りする軍用車両を止める。        第二ゲートは、大浦湾に近いため、海上での作業員出入り口として使われる。

                      (メインゲート前)

本来なら沖縄県の許可なしではできないはずの海中へのブロック投下を、防衛局は手続きを無視し、県側の再三の忠告も聞かず、昨日(7日)ついに開始した。

防衛省は、海上作業による海水の汚濁防止用幕を固定する重りの役目をする大型のコンクリートブロックを、4~5月いっぱいまでに228個海中に沈める作業と、昨年3月から中断していた海底ボーリング調査の残り一か所を行うとしている。

今日は抗議の人数が多かったこともあり、ゲートからの工事車両の侵入はなかったが、海上では、カヌー14艇、抗議船2隻、ゴムボート1隻が「ブロック投下やめろ」「海を壊すな」と抗議の声をあげた。が、数に勝る海保に阻まれ、ブロック投下を止められなかったとのこと。

 ベテランズ・フォー・ピース(平和を求める退役軍人の会)沖縄支部の皆さん。元海兵隊のダグラス・スミスさんは、「金網の中の人たちを敵視するだけでなく、あの人たちにも真の平和の行動を働きかけてください」と訴えた。「本当のことがわかれば、兵士たちも変わることができる。その証明が私たちです。かつては、あの金網の中で、正義のためだと思って働いていた。でも違うと気が付いて、変わったのです」

元自衛隊のパイロットだったOさんは、”なぜオスプレイが落ちるのか”を分かりやすく紙芝居で表現して話題を呼んだ。「私はこの一言だけ言います。戦争で栄えた国はありません。軍備を整えて幸せになった国はありません」と。

辺野古へは、宗教関係者もたくさんおいでになる。今日は広島、佐賀、岐阜から本願寺派のお坊さんが3人。「抑止力のために軍事力を強めるとはよく言われるが、それは違う。仏教の経典にこんな教えがある。危険があるから武器を持ったのではない。武器を持ったから危険になった」

            私たち一人ひとりは、微力だけれど、無力ではない

いつも学びの多い辺野古ゲート前である。

昼食時間には、差し入れの甘~いぜんざいと暖かい野菜の味噌汁が振舞われた。

 

 

 

 

 

花壇のコスモスも、差し入れの白い菊の花も清々しい948日目の辺野古ゲート前でした。

                       <2017年2月8日>

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