最高裁判決緊急抗議集会 ~ 辺野古軟弱地盤訴訟実質審議なし門前払い

 最高裁が、設計変更申請不承認をめぐる沖縄県の訴えを退ける決定したという。判決公判後半は9月4日に行われる。

 オール沖縄会議では、この最高裁の決定を受けて、今日(8月28日)12時15分から、県庁前の県民広場で緊急抗議集会を開いた。およそ300人が参加した。

 まず、辺野古弁護団の加藤裕弁護士が、判決の概要を説明。

 沖縄県はいま裁決の取消し」と「是正指示の取消し」を求める2つの裁判を起こしている。最高裁は「裁決取消し」については上告不受理(門前払い)、「是正指示取消し」については9月4日に判決を出すと県に通知してきたという。

 「裁決取り消し」によって、「是正指示取り消し」も裁判を行う根拠を失い、二つの裁判とも沖縄県の敗訴が確定したことになる。

 緊急抗議集会ではこの後、県議団各派代表や国会議員団代表がマイクを握り

 「県民の声を聞かず、実質審議もすることなく出される最高裁の判断は絶対に許せない」

「司法がどんなどんな判断をしようとも、軟弱地盤が無くなるわけではない」

「この後は玉城知事の判断が重要になる。玉城知事を支えられるのはここにいる私たち一人ひとり。国のやっていることに何一つ正当性はない。技術的根拠もない。知事を支えてさらにがんばろう!」

 「私たちはあきらめない!決意を新たに闘い続ける」と宣言した。

 

 

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薄めても有害は有害 ~ 福島原発汚染水海洋放出止めよう!

 24日(木)は午後五時から県庁前で行われた福島原発汚染水放出抗議集会(リレートーク)に参加した。

 県内の平和、人権、環境保護の市民団体が開いたもので、市民およそ50人が参加して、それぞれの分野から汚染処理水の海洋放出の危険性について、道行人々にリレートークで訴えた。



 

 

 

 「政府は安全性を強調しているが、汚染水にはトリチウムだけでなく、放射能を帯びた様々な化学物質が含まれ、薄めても食物連鎖で人間の身体に入り、蓄積されていく。安全性は誰にも補償できない」

「世界は海によって結ばれており、誰一人無関係の人はいない」

「国は嘘をついた!漁業者の承諾なく汚染水を海に流すことはしないとの約束を反故にした」など。

 集会の途中、最高裁が辺野古埋め立ての設計変更をめぐって沖縄県が訴えていた裁判の棄却を決定したとのニュースが伝えられた。予想はされていたが、国家権力の横暴の極み。福島原発事故への対応と根っこは一緒である。

 この国は、国民を置き去りにして、いったいどこへ行こうとしているのか!

 

 オール沖縄県民会議では、明日「辺野古・関与取消訴訟の最高裁判決への緊急抗議集会を開催する。

日時:8月28日(月)12時15分〜
場所:県庁前県民広場
主催:オール沖縄会議

 

 

 

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軍事費を増やすほど戦争に近づく ~ 今日(8月23日)の辺野古

 年齢と共に暑さ寒さが身に応えるようになってきた。それに汗っかきになった。これまでは、どんなに暑くっても汗をかかず「いつも涼しい顔してるね」と、よく言われたものだが…。

 辺野古に来る日だけは、いい天気が恨めしい。とにかく暑いし熱い。背中から滝のような汗が流れる。

 9:00前、今日一回目の座り込み。今日は阿波、塩川での行動がないため、そちらへ行く予定の人たちも辺野古へやってきて、朝一番から40名超の大人数での座り込みとなった。




 台風6号の上陸以後、安和、塩川での土砂積み込みがなくなり、抗議行動も休みとなっている。あの猛烈台風で、辺野古崎の二つの護岸(K-8、k-9)が決壊し、運搬船が接岸・荷揚げできないからとみられている。もちろんこんな不都合なこと政府が発表するわけないから、あくまで推測だが、かなり信ぴょう性のある話だ。

 

今日塩川に行くはずだったうるま市民会議の照屋共同代表。「毎朝新聞を広げると、まるで戦前の新聞だ。日米政府は、沖縄を何だと思っているのか!アメリカが中国を抑えるために沖縄に基地をつくる。しかも金を出すのは日本だ。

 来年度の軍事費は7兆7千億円。人々が暮らしにあえぐ中で、軍事費だけが特別枠で底なし。軍事費を増やして平和になるならまだわかるが、軍事費が増えるほどどんどん戦争に近づいている」と。

 

 今日は11時の第四ゲートの抗議行動もなかったので、PFAS問題国連行動の報告など、参加者同士テントの下での交流が続いた。

 私は午後から沖縄市での日程が入っていたため、2回目以降の座り込みには参加できなかった。

 

 

 

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