最高裁が、設計変更申請不承認をめぐる沖縄県の訴えを退ける決定したという。判決公判後半は9月4日に行われる。
オール沖縄会議では、この最高裁の決定を受けて、今日(8月28日)12時15分から、県庁前の県民広場で緊急抗議集会を開いた。およそ300人が参加した。
まず、辺野古弁護団の加藤裕弁護士が、判決の概要を説明。
沖縄県はいま「裁決の取消し」と「是正指示の取消し」を求める2つの裁判を起こしている。最高裁は「裁決取消し」については上告不受理(門前払い)、「是正指示取消し」については9月4日に判決を出すと県に通知してきたという。
「裁決取り消し」によって、「是正指示取り消し」も裁判を行う根拠を失い、二つの裁判とも沖縄県の敗訴が確定したことになる。
緊急抗議集会ではこの後、県議団各派代表や国会議員団代表がマイクを握り
「県民の声を聞かず、実質審議もすることなく出される最高裁の判断は絶対に許せない」
「司法がどんなどんな判断をしようとも、軟弱地盤が無くなるわけではない」
「この後は玉城知事の判断が重要になる。玉城知事を支えられるのはここにいる私たち一人ひとり。国のやっていることに何一つ正当性はない。技術的根拠もない。知事を支えてさらにがんばろう!」
「私たちはあきらめない!決意を新たに闘い続ける」と宣言した。