デニー知事も感動! ~ 劇団文化座沖縄公演「命どぅ宝」

 劇団文化座の「命どぅ宝」沖縄公演が感動を呼んでいる。那覇公演初日の舞台を見てきた友人が「感動した!紹介してくれてありがとう!」と興奮した声で電話をかけてきた。

<11日 琉球新報>

 私は今日、二日目の舞台を観てきた。沖縄公演応援団の一員として、開演直前まで受付でチケットもぎりのボランティアをした後席に着いた。コロナ禍でチケットの売れ行きが心配されたが、新聞記事を見て当日券を求める人も多く、ほぼ満席状態だった。

 偶然にも、私のすぐ前の席に玉城デニー知事がいらした。15分間の休憩をはさんで3時間近くに及ぶ長編。玉城知事はその間に何度も涙をぬぐっている様子が伝わってきた。

 「命どぅ宝」は、戦後沖縄民衆の先頭に立ち、不屈の闘いを貫いた政治家・瀬長亀次郎と、徹底した非暴力で沖縄のガンジーと呼ばれる伊江島の平和運動家・阿波根昌鴻のたたかいを描いた作品(屋良朝苗も登場)。知事は、政治家としてご自分、そして今も変わらぬ圧政下の沖縄の状況を、舞台の場面に重ね合わせていらしたのかもしれない。

 終演後のカーテンコールで、劇団代表の佐々木愛さんが、会場の玉城知事を紹介、知事は立ち上がって観衆の拍手に応えた。

 

 高里鈴代さんとのツーショット。初日の舞台を観た家族に「ぜひ見るべきだ」と勧められて、急遽チケットを調達していらしたという。

 「ご覧になっていかがでしたか?」とおたずねすると、「ドキュメントなので胸に迫った。舞台の場面の一つに自分もいたので…」と。そういえば玉城知事のルーツは伊江島にある。

「命どぅ宝」沖縄公演、最終日は名護市民会館で13日午後1時から。どうぞお見逃しなく。

 

2022年2月11日リンクURL