辺野古組織的抗議行動再開 ~ 緊急事態宣言解除に伴い3月2日から

 1月20日以来休止となっていた辺野古新基地関連の組織的な抗議行動が、緊急事態宣言の解除により、3月2日(火)から再開されることになった。

 再開に伴い、那覇からの「辺野古バス」(毎日の午前9:00と、水・金の午前7時発)運行も再開される。毎月第一土曜日の県民大行動は、まだしばらくの間休止。

 再開されるも、コロナ禍はまだ完全収束ではないため、オール沖縄会議の感染防止ガイドラインに沿って行動が行われる。「感染防止のためのガイドライン」は以下の通り。

 

新型コロナウイルス感染症に関する

辺野古新基地建設阻止!ゲート前座り込み行動等における

感染拡大防止のためのガイドライン 

 

 沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部の指針に基づき、座り込み行動の実施ガイドラインを以下のとおりといたします。各団体責任者および参加者各位におかれましては、遵守していただきますようご協力をお願いいたします。今後の県新型コロナウイルス感染症対策本部等の指針改定等踏まえ本ガイドラインも改定していきます。

 

Ⅰ.取り組み期間

座り込み再開から当面の間

 

Ⅱ.座り込み行動における感染予防対策について

1.各自健康に留意し参加下さい。発熱等体調のすぐれない人は参加を控えてください

2.仕事や私用で県外へ出た人は、帰沖後2週間は参加を控えてください

3.マスクの着用を義務とします。マスクは参加者負担とします。

4.マスク着用時の熱中症対策としてこまめの水分補給をお願いします。

5.マイボトルをご持参下さい。補給用の水・お茶等はテント村に常備しています。ただし紙コップ等の設置は      当面いたしません。

6.また、熱中症対策としてテント村等では、2m以上の距離をとった上でマスクを外し、休憩をとるよう工夫して下さい。

7.設置の消毒液等での手指消毒を徹底して下さい。

8.座り込み、集会等では、参加者間の距離を最低1mとします。

9.機動隊との対応は、いわゆるごぼう抜きを避け、自主的に移動して下さい。

10.1回目(8:30)、2回目(11:30)、3回目(14:30)とも、最初の座り込みのみとし、ダンプ等搬入車両の2グループ目が到着まで行っているデモンストレーションは、コール等による飛沫防止のため、とりやめとします。※ゲート向かい側の歩道等での行動等工夫します。メッセージボードなど利用。

11.マイクは、スピーカー(話し手)が変わる都度、可能な限り、消毒用ティッシュ等で拭き取るよう心がけて下さい。

12.送迎車両については、換気のため必ず窓を開けて運行してください。また乗車人数も配慮下さい。

13.県外からの参加については、7月に入り感染者が増えてきたため、当面控えてください

 

Ⅲ.各団体・各島ぐるみ会議等の運行するバスについて

1.乗車の際はマスクを着用しましょう。

2.換気対策をとりましょう。

3.座席は2人掛けに1人とします。ただし同一生計者(夫婦、親子など)は同席で構いません。

4.乗車名簿の作成(検温等)及び管理へのご協力をお願いします

 

2020年7月14日改定版 オール沖縄会議事務局

 


 

2021年2月26日リンクURL

ガマフヤー・具志堅さん ハンストで抗議 ~ 南部土砂採集問題

 「ハンストをしてでも止める」と、学習会で語っていたガマフヤーの具志堅隆松さんの決意は本物だった。

 辺野古埋め立て土砂を南部地域から採取するという政府の方針に抗議して、中止を求めるハンガーストライキを、3月1日から県庁前で開始するという。

 

 <23日 琉球新報>

 沖縄戦跡公園の一角、魂魄の塔のすぐ隣で、土砂採掘を始めた熊野鉱山。開発が始まるわずか一カ月前、具志堅さんたちが行った遺骨収集で遺骨が見つかった場所である。この地域での遺骨収集は、まだ始まったばかりだったが、開発業者によって立ち入りが禁止された。

 沖縄本島南部地域は、米軍の本土上陸を一日でも遅らせるめ、日本軍は住民を巻き込んでの捨て石作戦を敢行、県民の4人に1人が犠牲になった沖縄戦の激戦地である。

 この地域の山野には、いまだ収集されず土に埋もれたままの、たくさんの戦死者の遺骨が眠っている。「戦争犠牲者の血が滲みこんだ土を戦争の道具である基地建設に使うのは、戦没者に対する冒涜である」と具志堅さんは憤る。「ハンストをしてでも止める!」と宣言していた。

 ハンスト期間中(3月1日~6日)は、毎日正午から集会も行なわれる。

※(写真提供はいずれも沖本裕司さん)

 

 

2021年2月26日リンクURL