渡嘉敷島から「いい正月でーびる」~ ふるさとの海に向かいていうことなし

 正月2日午前7時25分頃の日の出です。雲が厚くなかな太陽が顔を見せません。

7時30分、雲の合間から太陽が顔を見せてくれた瞬間です。その間わずか30~40秒ほどだったでしょうか。どんどん上昇して、すぐまた雲に隠れてしまいました。初日ではありませんが、いつにも増してありがたく感じました。

元日の昨日は辺野古で初日の光を浴び、今日2日は渡嘉敷で朝日を拝むことができて、二度お正月を迎えたようで、なんだか得した気分です。

 例年大晦日から正月3日までは、ふるさと渡嘉敷島の実家で過ごしていますが、今年は大みそかに海が荒れて船が出せず里帰りできませんでした。でもそのおかげで、元旦は辺野古のハチウクシーに参加することができました。そして、海も静まり船が出るというので、急いで辺野古から戻り、夕方の高速艇で渡嘉敷に渡りました。すべてが結果オーライで、今年もいろいろありながらも前進し、その先に何か大きないいことが待っているような、そんな気持ちになりました。

 

2020年1月2日リンクURL

辺野古の浜から「明けまして おめでとう!」

 東の空がわずかに白みかけた午前7時、辺野古の浜のハチウクシー(初興し)は、平和を願う祈りから始まった。

 

 平安座島のカミンチュ(神人)海勢頭豊さんのお願(祈り)のことばに合わせて、みんなでニライカナイの海に向かって平和の祈りをささげる。

 

 

 

祈りが続く中、黒い雲に覆われていた東の空の雲間から、少しづつご来光が辺野古の浜を照らしだした。まるで暗雲を突き破るかのように…。

 7:30からヘリ基地反対協議会の主催でハチウクシー(初興し:新年の事始めの儀式)が行われた。

 ヘリ基地反対協の安次富浩さんが「去年はヤマトからの邪悪な風に翻弄された一年だったが、今年は必ずいい年にする。まさに先ほどの祈りのさ中、暗雲が晴れて陽が射してきたように、この辺野古からヤマトの邪悪の風を押し返し、未来ある沖縄を私たちの手で作っていこう」とあいさつ。

 前名護市長の稲嶺進さんも、「お正月の若水を受けて、皆さんまた一つ若くなりましたね。沖縄の大事な文化、自然を守る。そしてそれを次の世代に受け継いでいく。それが今の大人の責任。みんなで必ず辺野古を止める。勝つまで絶対にあきらめない」とガッツポーズ!

この後、琉球古典音楽の演奏でカリー(縁起)をつけて、恒例の琉球舞踊・かじゃで風、児童による谷茶前、古武道などが披露された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 カヌーチーム・辺野古ブルーは海上から新年のあいさつ。

 最後は全員参加のおなじみカチャーシーでお開きになった後も、去りがたい思いの人たちが、手をつなぎ合って辺野古名物の勝利の歌ラインダンス。4~5人始まり、だんだんわが広がって大~な人の輪に。

 閉会後も、新たな闘いへの決意を込めた新年のあいさつを交わし合う姿が、会場のあっちこちで見られた。

宮古島から駆け付けた山城博治さんに島袋文子さん、大城敬人、稲嶺進さん。

また、新たな闘いの一年が始まる!

 

2020年1月1日リンクURL