沖縄国際平和研究所が閉館

1996年 知事応接室にて大田知事(当時)

 

 

元沖縄県知事・大田昌秀氏の死去に伴い、氏が遺した国際平和研究所が、9月いっぱいで閉館と聞き、最後にもう一度見ておきたいと思って訪ねました。

最終日の夕方、もう陽が沈み、辺りは暗くなりかけていましたが、滑り込みセーフで入れてもらいました。 すでに閉館時間が過ぎていたため、私の他にはマスコミらしい人が一人いただけでした。

住宅街のビルの一角、決して広くはないスペースに、一階は写真がところ狭しと展示され、2階は大田先生のプライベートな執務室となっていて、一般の参観者は入れませんが、2度ほどお邪魔したことがあり、ここにも大量の本や資料が詰まっていました。

自らの戦争体験を基に、生涯を沖縄戦の研究と平和の創造に献身された大田先生が遺したこれらの貴重な資料が、閉館後どうなるのかまだ決まっていないようですが、今後も多くの人たちの学びに役立てられるよう願ってやみません。

1998年、普天間基地の移設先をめぐって、「基地のタライ回しは認めないで!」とう伝える女性たちの要請を受ける大田知事(当時)

2017年10月1日リンクURL