うりずん~若夏

国内唯一の亜熱帯気候を有する沖縄は
冬からいきなり夏になり、夏からいきなり冬になったりと
季節の変化があまり感じられないと思いがちですが

月桃の花

月桃の花

なんの!なんの!わが先達は少ない変化の中で
いや!変化が少ないからこそ、
自然のなかに小さな季節の移ろいを見つけて
暮らしの中に文化を生み出してきたのではないかと
このごろしきりと感じるようになりました。

「うりずん」、春から夏に向かう季節区分を
沖縄の先人たちは、春→うりずん→若夏→夏、と表現し
しかも、若夏と夏の間にさらに梅雨が重なります。
梅雨の期間もまた、いくつもの季節の言葉のグラデーションがあるのです。

「うりずん」は麦穂が出る旧暦2~3月ごろ
「若夏」は稲穂が出始める旧暦4から5月ごろと、ものの本には書いてあります。

テッポウユリ

テッポウユリ

ちょうど「うりずん」から「若夏」へ移るこの季節が
私は一年中で一番好きです。

このところGWだというのに、梅雨の走りでぐずついた天気が続いていますが                                           連休の後半から連休明けにかけて、梅雨に入り、                                                            梅雨が明けると夏へとまっしぐらの沖縄です。                                                              (沖縄気象台は5日沖縄地方の梅雨入りを発表した)

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2014年5月5日リンクURL

壷屋シーサー探訪 ① Myシーサーコレクション№5

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沖縄の陶芸の里・壷屋といえば
この風景が看板替わりになっています。

昨年11月から、週に5日、壷屋のやちむん(焼き物)通り
朝夕行き来しています。

道端で~かなり古いようです

道端で~かなり古いようです

アップすると…

アップすると…

 

 

 

 

 

 

 壷屋は那覇市のど真ん中にあるので
今では、この地で登り窯をたくことはできませんが
先祖代々壷屋で生まれ育った陶工たちが、こぞって店を構える
観光スポットでもあります。

シーサーのふる里でもある壷屋ですから
どの店も個性あふれるシーサーたちのオンパレード。

旅行をすると必ずその土地の窯を訪ねるほどの
大の焼き物好きの私としては、片道30分かけて歩くこの道は
今日はどんなシーサーに出会えるかとワクワク、ドキドキの毎日。

店のショーウインドウはもちろん、道端、建物の壁、屋根の上と、

 いたるところに鎮座しているシーサーたちが「ここにいるよ!」

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        と言わんばかりの表情で語りかけてくるのです。

独り占めしてはシーサーたちに怒られそうなので、

これは!というシーサーに出会えたら、随時ご紹介していきます。

2014年3月19日リンクURL