春爛漫 ~ 辺野古の花たち

晩春の野山を彩る花たち。今日は辺野古周辺で見かけた花々を紹介します。

 辺野古キャンプ・シュワブの金網の中に咲くソウシジュ。ひめゆりの乙女たちが愛した花です。

 座り込みテント前の植栽の陰に群生するシロツメグサ。花をアップで撮ると…。ピンクと白のグラデーションが、何とも言えない優しさを醸しています。胸がいっぱいになり、涙が出そうになりました。いつまでも眺めていたい気持ちになります。

 座り込みテント横の花壇で花をつけたアマリリスの薄紅も優しい気持ちにしてくれます。ピンクという色の持つ波動なのでしょうか。

 

 浜のテント2の畑では、薬草・うっちん(ウコン)が花をつけていました。これもピンクですね。

 座り込みテント横の花壇で、ほぼ周年咲いている草花ですが、名前は分かりません。調査中です。ニオイバンマツリにも似ていますが、肝心のにおいがしないのです。ご存知の方があったら教えて下さい。

 辺野古集落の入り口で門番よろしく咲き誇っている県花「デイゴ」。鮮やかな赤は、沖縄の情熱の赤です。いや、怒りの炎の”赤”でしょうか!

 白いテッポウユリも満開、イジュの花も咲き始めていますが、シャッターチャンスを逃してしまいました。来週紹介出来たらいいなぁと思っています。

 

2021年4月24日リンクURL

ウェルカメ~!

 例の亀さん、このところ毎日お出ましになる。やっぱりこの庭のどこかに住み着いているのかも!

 4姉妹でやっているLINEグループに写真をアップしたら、離れて住んでいる妹が叫んだ「ウエルカメ~!ユーモアのセンスに富んだ妹だけど、これは中でも傑作のうちに入るかも!

 いい顔してるね!

 人の気配がすると首を引っ込める程度で、それ以外は全く動かなくなる。「亀じゃなよ!石ころだよ!」とでも?

 気配を感じ取られないように、今度は遠くフェンスの外からカメラを向けた。フェンス沿いに何度も行ったり来たり。やっぱり外へ出たいのか?金網に手をかけている様子が、なんとも切ない。

 生態系に影響を与えてはいけないので、うかつに外へ出すわけにもいかない。どうしたもんか悩んでいる。

 

2021年4月13日リンクURL

中村哲さんを偲ぶ会 ~ 具体的に自ら実践する人だった!

 活動中のアフガンで襲撃を受けて亡くなったペシャワール会の中村哲医師を偲ぶ会が、今日(4月10日)那覇市内の琉球新報ホールで行われた。
コロナ対策で蜜を避けるため、事前の呼びかけは控えめに行われたが、定員が半分になった会場は、ほぼ満席になった。

 

 県主催する「沖縄平和賞」の第一回目の受賞者であることから、玉城デニー知事も挨拶を述べた後も、最後まで「偲ぶ会」に参加されていた。

 

 

 

 

 

 

 メインスピーカーのお一人、ペシャワール会会長の村上優氏が、中村哲さんの足跡を紹介、ペシャワール会の今後の活動について語った。

<現地の人々に親しまれ、愛された中村哲さん>

 医師である中村哲さんは、医療援助で派遣されたが、医療以前に人が生きる子ために必要な「水」がないことから難民となり、命を落としていく人々を見て、「すべての問題解決の基本は水である」と気づき、井戸掘りや水路づくりを、自ら重機を操って行ったという。30年にわたる哲さんの活動で砂漠に緑がよみがえり、林ができ、森となって大地を潤し、いま人々が農業で暮らしが立てられるようになっている。

 

 もう一人のメインスピーカー、作家の澤地久枝さんは、忙しい中村哲さんに何年もかけてやっと3回会うことができ、インタビューした本を書いてる。「中村医師の人柄の深さ・魅力を伝えられるような本にしなければ」と、時間をかけて書いたことを話された。

 澤地さんは、数々のエピソード紹介された中で、国会に招致された中村医師が「自衛隊の海外派遣は有害無益」と断言、さる筋から発言を取り消すよう迫られたが、取り消さなかったこと。物事に当たるとき「何をするかではなく、何をなしてはいけないか」と考える人だった、など熱く語られた。

 「中村哲さん」、その人柄と実践を知れば知るほど、改めて「本当にすごい人だったんだなあ」という感慨が湧いた。

 

 

2021年4月10日リンクURL