庭の月桃の実が色づき、きれいです。
月桃は、花も実も葉も茎も、沖縄に多い有用植物の中でも、ダントツにすぐれもの。
葉は防腐・防虫剤に、花や実は香水に、茎は丈夫な繊維が取れます。
いつも「あんたはエライ!」と褒めたたえています。
その強い香りに薬効があり、特徴的で、好き嫌いがわかれますが、
おきなわの人には大方好まれています。
月桃(げっとう)という名前が、またすごく いい!
因みに、これが花(ご存知ない方のために)です。5~6月頃に咲きます。
私は、どこへ行くにも、時間があれば歩いていきます。
「道草」の楽しみがあるからです。
目的地までの途中、道端の植栽や街路樹、家々の塀越しに垣間見える植物や花々を、勝手に鑑賞するのが、趣味というには語弊がありますが、とにかく嬉しいのです。
今日の道草は「これ」で~す。
殺伐とした出来事があまりにも多すぎて、
朝目覚めたとき、「今日はどこにも行きたくない。何もしたくない」と、
子どもの登校拒否のような心境になることが、ときどきありますよね。
「私は、こんなことをするために生きているのではない」と。
それでも、起き出して、今日するべきことをこなさなければなりません。(厄介な大人の分別)
そんなときに、私の救世主になってくれるのが、この「道草」なのです。
植物や花には人の心を癒し、元気づけてくれるエネルギーがあるようです。
牛さんや馬さんは、お腹を満たすために道草を食いますが
私は、干からびそうな魂を潤すために道草を食っています。
<ソーセージのようなものがぶら下がっているのは、ゴールデンシャワーの種です>
それにしても、ゴールデンシャワーとは、よくぞ言ったものです。頭上からシャワーの水のように降るエネルギー、小雨模様の空がそこだけ黄金色に輝いていました。快晴の青い空だったら、きっとまぶし過ぎて、それこそ目がくらんだかもしれません。
今年は、サボテンの花の当たり年でしょうか?
先月のベランダのサボテンに続いて、今度は実家の庭で
デッカイ!サボテンの花が咲きました。
先ずは遠景、これです。
フェンス(金網)が2メートルはありますので、サボテンがいかに大きかわかると思います。
鉢植えだったのを、庭の土に直植えにしたら、すくすくと伸びて、こんなに大きくなりました。地植えにしてから十数年たちますが、花が咲くのは初めてです。
サボテンの名前を、ネットで調べたら、「竜神木」、もしくは「袖の浦」のいずれかと思われます。
花の大きさも25センチはあります。
でっかいから蜜もたっぷりあるのでしょうね。蜜蜂さんが4~5匹群がっていました。
「香りは?」と友人に聞かれたのですが、あまりに高すぎて私の鼻が届かず、よくわかりませんでした。