被告人、無罪を主張 ~ 米兵性暴力事件初公判

 昨年12月に発生した米兵による性暴力事件で、わいせつ誘拐、不同意性交の罪で起訴されてい米兵の初公判が今日(12日)、那覇地裁で開かれた。 

 マスコミの関心も高く、裁判所前は、裁判所に入る被告・米兵の姿を一瞬でも捉えようと、多くのメディアのカメラが群がった。 

 32枚の傍聴券に、傍聴を希望して並んだ300名近くの列に私も連なった。残念ながら抽選に外れ、傍聴は叶わなかった。

 20分もたたず、自宅に帰り着くころ、携帯のニュースサイトに、「被告人無罪を主張」と、速報が流れた。「行為は認めるが、合意の上。誘拐もレイプもしていない」と。性暴力事件の典型的な裁判劇。そのような詭弁は許してならない。

 次回公判は8月23日。関心をそらすことなく、注目していきたい。

 

2024年7月12日リンクURL

米兵の性暴力と隠ぺい許さない ~ 7月フラワーデモ IN OKINAWA

 毎月11日に、県庁前県民広場で行われるフラワーデモ。今日は先月末明らかになった米兵による性暴力事件とその隠ぺいが問題になっている中で開催され、初参加の人や県内各地で行われているフラワーデモのメンバーも合流して、多くの人達が集った。

 いつもとは会の持ち方を変更して、午後7時から前半30分を通常のフラワーデモとして、花を手にメッセージボードを掲げての沈黙のスタンディング。第2部として午後8時から1時間米兵の性暴力、事件を隠蔽した日米政府への抗議声をあげた。 

  県外から駆け付けたフラワーデモ全国ネットワークのメンバーもいた。

 自分たちの地域でのフラワーデモを済ませ、沖縄のフラワーデモに間に合わせて駆けつけたという。

 「地元の自衛隊基地にオスプレイが配備された。いずれ米軍がやってくるという危機感を持っている。米軍の性暴力は沖縄だけの問題ではなく、自分事として身に迫ってくる。いたたまれず駆けつけた」。

 参加者が次々手を上げ、それぞれに思いを語った。発言者の多くは、被害者に思いを馳せ、声を詰まらせながら、自分ごととして語った。

 中には「自分も当事者です。被害に会ったことで自分を責め続けていたが、”あなたは悪くない”と言ってくれるフラワーデモに出会い、何度も参加する中で、本当に自分は悪くないと思えるようになり救われた」と、安心して語れる場所があることの大切さを訴えた。

 主催者からは「米軍の性暴力が大きな社会問題になるたびに、”自分は身内からの性暴力なので大した問題ではないと思ってしまう””という声があることも忘れないでほしい」と提起があった。

 フラワーデモは、来月も11日に県民広場で行われる。

 

2024年7月11日リンクURL

全国に広がる怒り ~ 相次ぐ米兵の性暴力事件と米軍と国による隠ぺい

 沖縄以外でも、女たちの怒りの声が次々上がっています。

 昨年12月24日に沖縄県で起きた米兵による性暴力事件。外務省は県への情報共有を怠っていたことが分かりました。さらに昨年から今年5月までに公表されていない暴行事件の発覚が相次いでいます。すぐに県に報告をしていたら、次の事件は防げたかもしれない。外務省のずさんな体制を非難します。
沖縄県知事をはじめ、すでにさまざまな機関や団体がこれに抗議をしています。

 しかし、今後暴行事件の通報が徹底されたからといって、米軍基地が集中し、自衛隊基地が増え続ける沖縄の状況が一変するわけではありません。
呼びかけ人である私たちは、「本土」で暮らす市民として声をあげなければと思い、この抗議をするに至りました。私たちの共通項は「怒り」です。

現地参加が難しい方でも、インスタライブがございます。
代読メッセージもぜひお寄せください。
情報拡散大歓迎です。よろしくお願いします。
———————————————————

お茶の水女子大学博士後期課程
大室恵美


2024年7月9日リンクURL