今朝の地元2紙朝刊。防衛局は昨日(20日)、沖縄県との事前協議に応えず無視したまま、いくつもの違法行為を重ね、大浦湾の軟弱地盤に杭打ちを開始した。
憲法の専門家でもある高良鉄美参議院議員は、「県の質問には答えない、工事の手続きと順序が違う、環境対策も約束を守らない、書類をごまかす、設計図の数式が間違っている、地方自治をないがしろにする、民意を顧みない。このような国は、世界中どこの国からも信頼されない。これが今のに日本という国である。インドの人から言われた。唯一沖縄が、理不尽な国家権力に抵抗して闘い続けていることが、かろうじて国際社会の信頼を繋ぎとめている」。
車いすのヒロシさんは歌う。「ここには法律も憲法も何にもない!」と自ら作詞の替え歌「ゲ、ゲ、ゲのゲート」。ここ(沖縄)は憲法番外地なのだ。
一回目の座り込みが終わり、糸満島ぐるみのメンバーが、サンシンと歌でしばし和ませてくれた。
正午過ぎ、6月の死傷事故の後、埋め立て土砂の搬出が止まっていた安和桟橋で、明日(22日)から搬出再開との臨時ニュースが飛び込んできた。被害者の事情聴取さえ未だ行われず、事故の責任も明らかにしないままの搬出再開に、ますます怒りの声があがった。
土木の専門家・平和市民連絡会の北上田毅さんは、「いくつもの違法性や矛盾を、県がしっかり把握して追及して行けば、工事は止められる。今後何度も何度も設計変更を迫られるだろう。
それにしても、今の工事の状況では、例え工事がうまく進んだとしても完成までには20年以上かかる計算。(70代後半の)私は、この工事の完成を見届けることはできない(苦笑い」。
ここにいる多くの人がウチアタイした。私も含めて…。