那覇市長選挙は残念な結果になったが、めげている場合ではない。
毎日日替わりでフルカラーのチラシが全世帯に配られるなど、相手陣営の凄まじい物量作戦には、バックの大きさを感じていた。私たちが闘っているのは知念選対ではない。強大な国家権力なのだと改めて思い知らされた。だが、私たちに立ち止まっている時間はない。また、新たな闘いが始まる。
新看板の下で気分も新たに今日のゲート前座り込み抗議行動がスタート。
9:00の一回目の座り込みを前に、続々と人が集まってきた。今週に入ってゲート前にやってくる人たちが増えているという。
コロナ禍が少し落ちついたから、ばかりではないようだ。「ワジワジーして、来ずにはいられなかった」と。しかも、そのワジワジーは二つ。一つは、例の「0にした方がよくない?」とか「沖縄の人はまともな日本語がしゃべれない」とかいうネット右翼のことばに、である。ネットが本当かどうかこの目で確かめたいとやってきた若者もいたという。若い人、はじめての人、県外からの人が目立った。
もう一つのワジワジーは、那覇市長選挙での城間市長のオール沖縄に対する裏切り行為だ。「辺野古NO]で結束したオール沖縄を母体にして2期那覇市長になったはずなのに、「辺野古の問題は、那覇市政には何の関係のない」と言い切り、辺野古を推進する自公政権候補の広告塔になっている。
坐りこむ人数が増えたことで、県警も全員を排除するのにいつも三倍以上の時間がかかっていた。警備員の前に松ぽっくりで描いたPEACEの文字。一個一個時間をかけてゆっくり拾う。拾い終わるまで県警も手が出せない。いこれもいいアイディアだ。
二回目12:00にはさらに人数が増えて60人近くに膨れ上がった。
東京、埼玉、神奈川から参加したグループから、カンパも贈られた。
テントの下も一日中多くの人であふれ、久々にマイクがフル回転。各地からの報告が続いた。
新たな展開に希望が見えた3027日目の辺野古から。
今年初めて外の空気に冷たさを感じる朝である。いつものように8時過ぎに辺野古に到着すると、金城武政さんが、座り込み日数を表示した新しい看板とともに待っていた。
金城さんが一刀一刀思いを込めて彫った「不屈」の文字に、今日の座り込み参加者一人一人が一筆ずつ色を入れてゆき完成するのだ!!素晴らしいアイディア!!
島袋文子さんんも筆をとった。もちろん私も一筆、心を込めて!
新しくなった看板と作者の金城武政さん。辺野古ゲート前にある二つの看板のうち一つが新しくなった。ひろゆきなるネット右翼に汚い言葉を投げつけられたから作り替えたのではない。風雨にさらされて、板が傷み文字がかすれたりしてきたので、新しいのを制作中だったのだ。そこへたまたまあの問題が起こった。
ひろゆき氏がけなしたもう一つ看板もいまだ健在。私はこの看板の文字が、味わいがあって好きだ。3000日の重みを背負ってこの看板も傷みが目立ってきたので、いずれ新しくなるでしょう。それまでは毎週共に頑張りたい。
<琉球新報 10月20日 ↑>