いつもの水曜日、2~3日暖かい日があってほっとしたが、前日(18日)からまた寒さがぶり返した。行きつ戻りつして春はやってくるようだ。
幸いお天気は良さそう。沖縄自動車道に乗る頃には東の空にお日様も顔を出した。
メインゲート前のテントに着くと、木々の向こうににょきっとサンドコンパクション工事船の三本柱が二つも顔を出している。こんなに近くに見えるとは!さすがに度肝をぬがれた。
徒歩で20分ほどの工事用ゲートまで歩きながら、金網の隙間から大浦湾を覗く。工事船は、稼働はしていない。全部で5隻いるそうだ。稼働はしていなくても経費は支払われる。しかも工事船の大浦湾の深さに合わせるための改造費も国が支払っている。
本日一回目、寒いこともあって朝は参加者少なめ。20人余で座り込んだ。
水曜日の現場リーダー・高里鈴代さんの第一声「寒さにも負けず、こうして何年も座り込みを続ける私たちの姿は神々しいでしょう!」(賛同の声と拍手)
ヘリ基地反対協の安次富さん。「前日から体調が悪く、今朝は怠けようかと思ったが、皆さんの顔がチラついて寝ていられず、気合を入れて起きだして来た。
国会は税金の在り方をめぐって各政党がわが党を主張してせめぎ合っているが、そんなもの軍事費を削ればすべて解決する。辺野古の新基地建設はその一つ。なぜ軍事費・思いやり予算は問題にならないのか?」
まさにおっしゃる通り。辺野古関連の警備費だけで、一日2000万円なんて馬鹿げている。県警の分も入れるとさらに膨れ上がる。ワシントン事務所の予算で県議会がもめているが、これも解決する。 座り込む市民20人に対し、民間警備員40名に県警十数人、何という構図だろうか!
1回目の座り込みの後やって来たのはいとまん島ぐるみの皆さん。毎週火曜日、地域でのスタンデイングは今週で421回を数えたという。お得意の三味線と歌で場を盛り上げた。
京都からはキリスト教会関係のグループ10名。
那覇から2台目のバスも到着して、正午前2回目は総勢40名余が座り込んだ。
「「ワタチも頑張るワン!」 でも、機動隊のおじさんたちはちょっと怖かった!」
今日も違法車両が、市民らの指摘を無視して、何台も入り続けた。
少し減ったが、3回目も30名余で座り込んだ。
目隠しのためにシートが張られた基地のフェンスに、グンバイヒルガオがまるで誰かが活けたかのように咲いていた。そこがどこであっても一生懸命生きる花(イノチ)は美しい。
不屈の座り込み3881日目の辺野古から。