去る6月22日、渡嘉敷島へ行ってきましたので
遅ればせながらの写真レポートです。
農産物や新鮮な卵、手作りパンなど、自由にとって、代金は手前の箱に入れておく仕組み。
島の人ばかりではなく観光客もたくさん通りますが
品物だけがなくなるということはないそうです。
さすが、夜でも鍵掛けのいらない平和な島らしい情景です。
23日の「慰霊の日」に行われた沖縄県主催 全戦没者追悼式で、児童代表が読み上げた「へいわってすてきだね」と題する自作の詩が、多くの人々の感動を呼び話題になっている。
日本のいちばん西にある小学校、沖縄県与那国町立久部良(くぶら)小1年の安里有生(あさとゆうき)くん(6才)、
県平和祈念資料館が募った「平和のメッセージ」に寄せられた1690点の中から選ばれたもの。
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へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしてもすぐなかなおり。
ちょうめいそうがたくさんはえ、
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
みなとには、フェリーがとまっていて、
うみには、かめやかじきがおよいでる。
やさしいこころがにじになる。
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
みんなのこころから、
へいわがうまれるんだね。
せんそうは、おそろしい。
「ドドーン、ドカーン」
ばくだんがおちてくるこわいおと。
おなかがすいて、くるしむこども。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。
へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい、
へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。
かわいい声で、でも堂々と毅然とした姿が清々しく、朗読が終わると、会場から大きな拍手が沸き起こった(ニュースによると)。
奇しくもこの日は東京東京都議会選挙の投開票日。皮肉にも東京都民は、戦争政策を押し進める政党を選んだ。
追悼式での美辞麗句を並べた総理挨拶が、白々しく聞こえたのは、私だけではなかろう。
昨日6月23日は「慰霊の日」。
68年前の第二次世界大戦で戦場となり、
県民の4人に1人の24万人(うち民間人十数万人)が犠牲になった沖縄戦が終わった日です。
この日は沖縄県だけの法定休日
学校もお役所も企業もお休み(国の機関は除く)多くの人たちが
ゆかりの地で
鎮魂と恒久平和の祈りを捧げます。
激戦地となった沖縄本島南部摩文仁の平和公園には
各都道府県をはじめ
「ひめゆりの塔」「健児の塔」など
多くの慰霊碑がありますが、
昨日はそのほとんどで慰霊祭が行われました。
戦後、野ざらしになっていたたくさんの遺骨を 付近の住民が集め、手作りで慰霊碑を建てたのが
「魂魄の塔」。
親族や肉親がどこで亡くなったのかわからない人たちは
「魂魄の塔」にお参りします。
平和公園で行われた県主催の全戦没者追悼式には、県知事はじめ総理大臣、外務大臣、防衛大臣も出席、県民5千人が参列しましたが、例年、美辞麗句を並べて形だけのあいさつをする国側来賓に反発して、平和を求める市民団体は、毎年この魂魄の塔前で追悼集会を行います。
昨日は一日、沖縄中で
たなびくお線香の煙と祈りの声が絶えることはありませんでした。