日本のなかで、何故これほどまでに沖縄が抑圧され差別され続けなければならないのか! もしかしたらこの映画で何かつかめるだろうか。
東京は岩波ホールで、沖縄は桜坂劇場で6月20日から上映。
ゲート前の抗議行動は早朝6時にスタートする。
海保の出勤や、土建業者の工事車両を基地内に入れないためゲート前の歩道に座り込む市民にとって、6時半から8時が一番厳しい時間帯である。
早朝のため抗議する市民の数が少ないうえ、こちらの数を上回る機動隊が
集中してこの時間帯に配備されるからだ。
基地の金網と装甲車の間に機動隊員が人間の檻をつくり、座り込む市民を一人ずつごぼう抜きにしてきてはその中に放り込んで閉じ込め、業者の工事車両を基地の中に誘導する。
この日も、1時間近い激しい攻防の中で30台以上の工事車両が、重機や土砂を満載して基地の中に消えて行った。
海上では9時過ぎから、海底を掘削してボーリング調査を行うスパット台船に対し
小さな手漕ぎのカヌーが、立ち入り禁止区域をしめす黄色いフロートを超えて
果敢に抗議行動を展開し、十数隻が海保に拘束された。
ゲート前の市民たちは、カヌーや抗議船を応援するため
瀬嵩の浜へ移動し、海保の違法な拘束や暴力的な弾圧に抗議の声を挙げた。
拘束から解放されたカヌーチームを浜で出迎え激励、交流するゲート前行動の市民たち。
海岸沿いではゆうなの花が梅雨明けの空に映え、瀬嵩の浜にはグンバイヒルガオが群生して咲き、白い砂浜に裾模様を描いていた。
人間たちの愚かな行為に染まることなく、自然はなんと美しいことか。
ゲート前の抗議行動は、毎週金曜日女性たちが行動の指揮をとるうない(女性)デー。厳しいなかにも笑いや優しさや喜び、そして感動が生まれるゲート前行動。女性ならではの型にはまらないリーダーシップが好評である。
小さなセミが、応援に来てくれたのかカメラを近づけても逃げず、この日のリーダーを務めた女性の椅子に留まったままじっと動かなかった。(大きさと羽の色からニイニイゼミかと…)
ありがとう!
辺野古文庫のテントの一角にカフェがオープン!
ゲート前には、県内はもとより、県外からもコーヒーの差し入れがたくさんありますが、お湯と紙コップを用意して「どうどご自由にお飲みください」と表示しておいても,みなさんなかなか飲んでくれないので、この方がカフェのマスターをかって出てくれたそうです。
エプロン姿がなかなか様になっていますね。
開店初日のこの日(6月5日)は、女性限定で、先着6名様まで
ちゃんとしたコーヒーカップでおいしいコーヒーがいただけるとのこと。さっそく一杯いただきました。
カップは彼が自宅から持参、ただしゲート前は水道がないので洗うことができません。7人目からは紙コップでのサービスとなります。
テーブルには、手編みの美しいレースのテーブルクロスまでかけてありました。
早朝4時起き、6時辺野古着で、抗議行動開始からすでに8時間が経過して
さすがに疲れが出始めていた私も、コーヒーの香りでホッと気が緩み
ちょっと苦めだけど元気がよみがえる、そんな味のする一杯でした。(もちろん、コーヒーは無料です)
美味しいコーヒー、ありがとうございました。