風刺劇「辺野古劇場」スペシャルゲスト偏

司会:座り込みの皆さんの激励に、超スペシャルゲストがいらしています。最初にご登場願うのは何と岸田総理。ソーリ、ソーリご登場願います。みなさん大きな拍手でお迎えください。

 

岸田:いや~皆さん!大きな拍手でのお迎え、ほんとにありがとうございます。私が総理の岸田でございます。沖縄県民に寄り添わないにも関わらず、ご招待頂き、大変恐縮いたしております。が、私はよく聞く耳を持ち、話は全て右から左へと抜け、いつでもなんでも検討しております。国民の皆さんからは「けんとうし」と呼ばれ親しまれております。

 私は、我が国の安全と平和を守るため、軍事基地を米軍基地も自衛隊基地も強化し、軍事費を43兆円まで増大、ついに敵地攻撃能力まで配備しました。アメリカ大統領バイデンさんから大変喜ばれております。実に名誉なことです。

 私の最後の壁は憲法9条、これがなければいつでも海外に派兵できるのです。戦争のできる国にするために、何としても憲法9条を変えねばなりません。そして、今、自衛隊員は不足しております。ですから若者の皆さん!いよいよ皆さんの出番です。どうぞお国のために血と汗を流しましょう。

 

 司会:いや~さすが、「けんとうし」と呼ばれる岸田総理でした。

 続いて二人目の来賓を紹介します。はるばるアメリカからお越しいただきました。大統領ジョー・バイデン!!皆さん、盛大な拍手でお迎えください。

バイデン:haloo  everybady   lam Joe” Biden   l am President of the United States of America  japan  and amerika  is  No.1 

storong  japan  storong  America  japan paid  too much wearponn  and bonbar 

Japanese peopor quiet as a mousu and chicken-hearted 

but my only friend  in tha world 

japan buy high price weapon and fighter Missile Defense

you are the only servants  Thank you  very much

直訳します。

 強い日本、強いアメリカを目指しましょう。中国に負けてはいけません。私たちこそが世界で一番です。

日本は、アメリカの古い武器や戦闘機を高い値段で買って下さり、こんな優しい人たちは世界のどこにもいません。その上、わが国の兵隊の代わりに戦場で闘う、本当に勇敢でたくましい日本人。ワンダフル!

 世界の番犬のアメリカと手を繋げば、何も怖くありませ~ん!あなたたちこそ 世界でただ一人の友人で、大きな声で言えませんが同時に召使です。本当にありがとう。

 

司会:アメリカ大統領の熱いあついコールでしたね。これからもしっかりアメリカと手を繋いで強い日本をつくっていきましょうね、みなさん!

 それでは、お次は最も日本と近いお隣からのゲストの方です。さて、どなたでしょうか?それではご登場願います。みなさん大きな拍手でお迎えください。

 

 金正恩:チョソンインミングン チェーゴ サリョングァン キムジョンイル ドンジッケソ、チョソンインミングン チェ イルチョンサーベッ  パルシックー クンブデルル クワンチャラヨ    トゥジェンへ ナガヤハンダ ヌン ナラルルウィヘ インミヌル ウィヘ、 ソングンチョンチルル チャムロ  コマウン マルスムル チュシヨッスムニダ

 直訳します

 日本の皆さん!とりわけ自民党の皆さん! ほんとうにありがとうございます。みなさんが統一教会と手を結び、日本中に広げ、たくさんの献金を集めて、我が国に4500億円も貢いでいただきました。そのお陰で、私はミサイルを飛ばすことが出来ました。日本は自ら金を出し、自らの国にミサイルを飛ばす、そして国民に恐怖を与え、軍事化を進める、実に合理的で実効性があります。さすがです。私と同じく賢いですね。北朝鮮のミサイルは日本からの献金にかかっております。岸田さん、もっともっと統一教会を、日本に拡げて下さい。私とあなたは一心同体、これからも仲良くしましょう!

司会:キムジョンウン様 ほんとうにありがとうございました。自民党と統一教会と北朝鮮は一心同体、お互いに支え合っていらしたことがよくわかりました。力強いあいさつありがとうございました。

 最後に、今日の特別ゲストの皆さんに再度ご登場いただきましょう!

 

 司会:岸田首相にバイデン大統領、そして金正恩総書記 3人とも、姑息で金に弱く、戦争大好き、これこそ世界のBKS仲良し3人組でした。盛大な拍手で 即行 消えていただきましょう。二度と出てこないでください。

 以上、「辺野古劇場」スペシャルゲスト偏 でした。

 

2023年2月5日リンクURL

沖縄から平和の架け橋を世界へ ~ 2月県民大行動 今日(2月4日)の辺野古

 立春の県民大行動の4日、辺野古子ゲート前に630名余が集い「万国津梁(世界の架け橋)の沖縄から平和外交を!」と声を挙げた。




 糸数慶子オール沖縄会議共同代表の開会のあいさつに始まり、国会請願署名への呼びかけの後、玉城デニー知事も「平和を築くには軍備の増強ではなく、”万国津梁””命どぅ宝”という沖縄のアイデンティティに基づく発信、平和外交を推進することだと信じる。県民の力を結集して平和を守ろう」とメッセージを寄せた。

 続いて韓国からの参加者が紹介された。 


 3年前に結成された在韓米軍に反対する市民グループの一行13人。韓国と同じく米軍が駐留する国々の市民運動との交流を重ね、三年目の今年は沖縄に!とやってきたという。

 携えてきたカンパがオール沖縄会議高里鈴代共同代表に手渡された。


 続いて、北部、中部、南部の島ぐるみ代表がそれぞれ問題提起や活動報告を行い、那覇島ぐるみのメンバーが、水曜日にも紹介し好評を博したユニークな風刺劇を披露した。

右から日本の岸田総理、北朝鮮の金正恩総書記、アメリカバイデン大統領。(台本を頂いたので、詳しい内容は別項で紹介する) 

 琉球弧の島々が、再び戦場にされるという危機感が、なかなか県外の人々に伝わらない。県民にとって、それこそが恐怖である。それでも希望を持って「沖縄が世界の架け橋になって平和を創り出していこう!」そんな前向きな風を感じる「2月の県民大行動」だった。

 

2023年2月4日リンクURL

春近し!千客万来 ~ 2月1日の辺野古

 前日までの寒さが少し緩み、お日様が出てきた。辺野古に行く日は、朝起きてまず気になるのは天気。決して寒がりではないが、年齢のせいか今年はやけに寒さが身に沁みる。沖縄の地に吹き荒む政治の冷たい風のせいもあるかもしれない。

 こんないい天気に野暮な抗議行動なんか、本当はしたくない。ここにいる高齢者の多くは、戦後廃墟の中から立ち上がり、過酷な移民族支配と闘いながら、死に物狂いで働いて今日の沖縄を築いてきた人ばかりだ。

 定年後は、家庭菜園の畑を耕したり、孫と遊んだり、ボランティアをしたり、趣味に没頭したり、そんな当たり前の老後を楽しむはずだった。それが辺野古ゲート前に座り込む高齢者の本音ではないだろうか。

 しかし、それでは、必死で育んできた愛する子や孫の世代に平和な故郷を残せない。やむにやまれぬ思いでここにきている。

 午前9:00、一回目、いつもより参加人数が多い。50名近くが座り込んだ。

 参加人数が増えたのは、いい天気のせいもあるかもしれないが、コロナ規制が緩和され県外からの参加も増えてきた。今日も個人、グループ含めて3~4組。県外からの参加が増えると励まされ、心強い。

 座り込みには参加しなかったが、神奈川県から大学のゼミの学生十数人が指導教員に引率されて見学にやってきた。水曜日の現場リーダーの高里鈴代さんからレクチャーを受けた。

 将来教師になる予定の学生たちだそうで、引率の指導教官は「平和とは何かを知らなければ、子どもたちの安定した教育環境も守れない。沖縄に学びにきた」と語った。

 11:00、第四ゲートでの抗議行動。

 大浦湾では、安和や塩川から土砂を運んできた運搬船から、台船へと土砂が移している様子が見えた。その台船が桟橋へ接岸、ダンプが辺野古側の埋立て現場へと運んでいく。

 第四ゲート周辺ではさらに森林伐採が進み、亜熱帯の森林が乾燥した地肌むき出しの裸の山に変貌していく。

  正午前、工事用ゲートで2回目の座り込み。参加人数はさらに増えて50人近くに。東京から三線をかかえてやってきた人も。三線の伴奏で「沖縄を返せ」を歌った。 先客万来だ!

  

 

 

 

 

 

 

 

千客万来の特別ゲストはこのお三方! 岸田総理に、バイデン米大統領、北朝鮮の金正恩総書記。それぞれが名セリフの仮面朗読劇で喝采を受けた。

 残念ながら、メモを取り忘れたので、セリフの具体的な紹介ができないが、仮面もセリフも見事な演出だった。

 

 

 

 

 午後3時まえ、工事用ゲートで3回目座り込み。コロナ禍で避けてきたが、気合が入りすぎて、ごぼう抜きされるまで頑張る人も出てきた。

 辺野古への土砂積み出しをしている安和桟橋前で、公務執行妨害の容疑で、抗議の市民が逮捕されたとのことで、私たちのバスは辺野古からの帰途、名護署まえの抗議集会に参加。「抗議行動への政治弾圧許さない」「仲間を返せ!」と、60人が参加して逮捕された仲間の激励と、県警への抗議の声を挙げた。

 機動隊の強引な排除に、「やめろ!」と後ろを振り向いたところ、持っていたメッセージボードが、機動隊員の身体に当たった、というだけで逮捕されたという。逮捕されたのは80代の足の悪い男性で、何でもないようなことで、でっち上げて逮捕する何時もの手口だ。

 辺野古新基地に反対する県民への、新たなる弾圧が始まった。「土地規制法適応の前触れか」との声があがった。

 <続報>

 1日、安和桟橋の抗議行動で逮捕されたOさんは、2日夕方釈放され、多くの仲間が出迎えたとのことです。

 

 

2023年2月2日リンクURL