「黄身の白い」卵

「黄身の白い卵」と言われても、ちょっとピンとこないですよね。実は友人から卵をいただいたので、調理しようと割ったら、黄身が白いのです。思わず「えっ!」って叫んだくらい。

これです。

なんで黄身が白いのか? はじめは欠陥卵かと思いました。「ニワトリの餌にカルシュウムが足りないと黄身が白っぽくなる」と聞いたことがあったからです。

でも白っぽいというより、ほんとに白身と区別がつかないくらい白いのです。この卵をくれた友人に聞きました。
すると、何と欠陥どころか貴重で特別な卵だったのです。

アレルギーのある人や、健康志向の人たちの間で今流行りのグルテンフリーの人たちのために、一般的な養鶏用の餌ではなく、お米を餌に育てた鶏の卵なのだそうです。

この写真だと、少しわかりにくいのですが、

 

普通の卵と比べると、とてもよくわかりますね。
それでも、生だと「白い黄身」(ややこしい!)とは言うものの、白身が透明なので白身と黄身の区別がつきますが、

熱を通すと白身が固まって白くなり、「白い黄身」と「白身」の区別がつかなくなるのでは!と思って、目玉焼きにしてみました。比較のために普通の卵と並べて。

いかがでしょうか?

「やっぱり黄身は黄身らしく、きれいな黄色の方がおいしそうだなあ」と言うのが、私や私の家族の感想です。

ちなみに味は、普通の卵とほとんど変わりませんでした。(味が淡白で卵臭くなく、食べやすいという意見もあります。ゆで卵にすると味の違いが分かりやすいそうです)

2018年7月11日リンクURL

県民大行動に2000人余~今日(7月7日)の辺野古

台風と台風の合間の晴れ間に、ここぞとばかり照り付ける太陽がまぶしい一日になった。

毎月第一土曜日に行われる「県民大行動」、国の沖縄に対する宣戦布告ともとれる8月17日土砂投入の通告を受けて、7月は2000人規模の結集が呼びかけられた。

正午からの県民集会の前に、いつものように朝8時から座り込みが行われ、県内県外各地はもとより、韓国からも26人が参加した。

1980年に起こった光州事件をきっかけに生まれたという韓国の女性団体「光州5月民主女性会」の皆さんが、ゲート前でパフォーマンスを披露。力強く沖縄への連帯を表明した。(光州事件:国家権力と軍による民主化運動平和運動に対する大弾圧で市民が蜂起、たくさんの市民が犠牲になった。いまだに死者の数など事件の全貌は明らかになっていない)

    <光州事件の犠牲者の想いを表現したダンスパフォーマンス>

<日本軍「慰安婦」された女性たちをテーマにしたダンスパフォーマンス>

 

この日は、工事資材搬入の車両の動きがなかったため、暑さを避けてテントの下に移動。正午から「県民集会」が開催された。オール沖縄会議共同代表の高里鈴代さんが主宰者あいさつ。

4月23日に機動隊による将棋倒しによって肋骨4本と鎖骨骨折の重傷を負った高里さんは、2か月半ぶりのゲート前再デビューとなった。

はじめに、出席がかなわなかった翁長知事のメッセージが紹介され、「多くの県民の関心事は”いつ撤回するか”ということだと思う。皆様の気持ちはしっかりと私の元へ届いている。辺野古に新基地をつくらせないという私の決意はみじんも揺らいでいない。撤回については、法的な観点から検討を丁重に行っており、環境保全処置などに看過できない事態となれば、躊躇なく必ず撤回を決断する」と、改めて揺るぎない決意を表明した。

続いて、県選出の5人の国会議員のあいさつ、去る6月28日に米国で行われたジュゴン裁判の報告も行われた。

 ジュゴン裁判の報告をする原告団の真喜志好一さん、吉川秀樹さん

集会には2000人余が参加(主催者発表)、活断層のこと、軟弱地盤のこと、高さ制限違反のことなどを指摘、新基地の立地条件を見直し、白紙撤回するよう求めた大会アピールを採択して、辺野古の海に土砂を投入させない、勝つまで諦めない決意を新たにした。

ゲート前のシンボル・島袋文子さん、高里鈴代さん、山城博治さんのスリーショット

大会終了後、座り込みテントのシートを外すなど、台風対策が行われた。最大風速80㍍の大型でとても強い台風8号は、10沖縄本島直撃の予報。

来週9日(月)10日(火)11日(水)は、ゲート前行動は休止。県庁前発の辺野古行きバスも運休となる。

 

2018年7月8日リンクURL

台風で、ずさんな護岸工事が露わに~今日(7月4日)の辺野古

台風7号の影響でどしゃ降りの雨の中、いつものようにゲート前での抗議行動が行われた。

レインコートの中まで雨がしみ込んでくるような大降り。

風も強く、いつもは、私たちがゲート前に到着する時間には、数十本の幟旗が沿道にはためいているが、今日はまだ掲げられていなかった。

2週続けての週末台風だったが、4日現在、フィリピン付近にある熱低が台風8号に発達し、また来週も台風が沖縄を直撃するとの予報である。

梅雨に全く雨が降らず、夜間断水も懸念されていただけに、沖縄にとっては恵みの雨ではあるが…。

大雨で、座り込みの参加が少なくなるのではと心配されたが、8時を過ぎるころから、続々と人々が集まってきた。

ゲート前では、いつものようににわかベンチをつくって座り込むのではなく、立ったままで抗議行動を行うことになった。雨の中機動隊の強制排除などで、転倒したりして怪我人が出たり、基地に入る工事車両がスリップしして事故を起こす可能性もあるとして、安全を図るため取られた措置である。(復帰運動の中で、雨の日の県民大会後のデモは荒るという教訓もある)

それでも、機動隊がやってくる。同じ目線で対峙した。

工事用ゲートの前を数度往復してデモ行進をした後、自ら道路反対側に移動して、抗議を続けることに。目の前を基地の中に入っていく工事車両に悔しさをにじませながら…。

午前中の搬入が終わり、ゲート前のテントの下で集会は続けられた。

一級土木施工管理技士の奥間政則さんが、「工事を急ぐあまり、ずさんな工事が行われた結果が台風によって露わになった」と、台風通過後の工事現場の様子を報告した。「黄色いフロートやオイルフェンス、汚濁防止膜はすべてズタズタになり、護岸の上や、岩場に打ち上げられた。

台風で、工事が遅れるのはうれしいが、フロートを固定するためにつけられた数十トンのセメント製のブロックが海底をこすり、サンゴや海洋動植物の住処がどれだけ破壊されたかと思うと、胸が苦しくなる。

去年までは、台風のたびにフロートを片付け、再設置するのにずいぶん時間がかかっていた。今年は、全く台風対策がとられていない。捨て石を覆った波消しブロックがあっちこっちでずれて隙間ができ、護岸は決壊寸前である。

こんな小さな台風でこれだけの被害が出たのは、11月の知事選までに工事が進んでいると見せかけるために、ずさんな工事をしてきたからだ。高江ヘリパッドのときと全く同じ」と危機感をあらわにした。

修繕前に次の台風が来たら、亀裂の入った護岸が決壊するかもしれないということである。台風8号が近づいている。

2018年7月5日リンクURL