6月3日の辺野古~米軍車両は基地の外(民間地域)に出るな!

元米兵による女性強姦殺人、遺体遺棄事件に、県民は怒り心頭、辺野古だけでなく、県内にあるいくつもの米軍基地ゲート前において、これまでにない抗議の抵抗闘争が行われている。

特に、辺野古ゲート前では、県議会の抗議決議に沿って、ゲートの出口に座り込こみ、米軍車両を外(民間地域)に出さない抗議行動が行われ、米軍・軍警との激しい攻防となっている。

DVC00099.JPG座り込み698日目・6/3(金)の辺野古ゲート前。
金曜日は、いつもスタート時の人数は少ない。この日も十数名で穏やかに柔軟体操から始まった。

まもなくして、訓練に向かう完全武装の兵士を満載した軍車両が難題も出ていくようになったので、市民が出口を封鎖した。

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とはいっても、国道の交通渋滞に配慮して、ゲートの半分入り口は開け、基地に入る車両は自由。軍車両もどうしても出るというのなら、この入り口からいくらでも出られる状態になっている。にも関わらず、軍雇用の警備員がしつこく道を開けるよう警告、続いて名護署の広報車が立ち退きを勧告し、それを無視すると今度は県警機動隊が出てきて市民を力づくで排除して軍車両を通す。

機動隊による座り込み市民の排除

しかし、市民はこのような弾圧にも怯まず、機動隊が引くと直ちに阻止線をつくり、ねばり強く何度も何度でも阻止行動をくり返した。

また、前日(6月2日)は、ゲートを封鎖した市民に対して、米軍側はM・Pカー2台を座り込み市民の正面面前に投入して、座り込み市民に向けてサイレン(3種類の音を交互に発して)の爆音で市民を追い出そうとしたという。

市民側は急遽、脱脂綿で耳栓をつくり対抗。そのため、とうとう米軍側が根負けして11:15頃にM・Pカーを引き上げ、基地の中の米軍車両を入り口に誘導するはめになった、との報告があった。

今、このような「基地NO!」の闘いが,辺野古だけでなく、普天間基地の野嵩ゲートでも、新たに嘉手納飛行場メインゲート(砂辺)でも、読谷・トリーステーション(米陸軍謀略部隊)のゲート前にも、闘いが広がっている。

DVC00096.JPG この日印象的だったのは、フェンスにかけられた元米兵による殺人遺体遺棄事件の被害者を悼む「黒い布に白い花」のバーナー。DVC00095.JPG

安倍総理は、サミットで来日したオバマ大統領と会談はしたが、県民が強く求めている地位協定の改定を伝えることさえせず、被害者と県民の痛みはアメリカにも日本政府にも、全く届いてはいない。

いつまで 沖縄を 日米安保の生贄にするのか!

2016年6月5日リンクURL