「愛のブロック」工事車両を止める~今日(2月29日)の辺野古

今日(29日)から工事用ゲートのブロックは1200個(夕方までに2400個)に増えた。

真ん中の赤いマークは 沖縄県のロゴ

<真ん中の赤いマークは 沖縄県のロゴ>

「崩れゆく安倍政権」の命名が示すように
先週は無秩序に積み上げられただけのブロックだったが、
一昨日、昨日の総行動を経てご覧のような芸術作品に進化。
その名も「愛のブロック」に改名。二日間にわたって、工事用車両をシャットアウトした。

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今日は工事用ゲートは「愛のブロック」に任せて
市民の座り込みは弾薬庫専用の第二ゲートへ移動。
「工事用ゲートのブロックを、機動隊が撤去するようなことがあれば、直ちにだ2ゲートを封鎖する」と宣言。

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このキャンプ・シュワーブの弾薬庫は県内の実弾射撃訓練の弾薬をすべてまかなっているだけではなく、全国に分散した実弾射撃演習の実弾をも、ここからうるま市の天願桟橋を経て供給。さらにはいまアメリカが世界中で起こしている戦争で海兵隊が関わっているところへも、ここから運ばれる。 そのため米軍にとっては重要な施設となっている。

そのような重要ポイントを封鎖されては米軍の業務に大きな支障が出るのはよっぽど大変なことに違いない。ゲート周辺でも米軍があわただしく動いていた。

米軍雇用のセキュリティ要員。彼らは腰に銃を携帯している。

米軍雇用のセキュリティ要員。彼らは腰に銃を携帯している。

結局この日は、「ブロック」は排除されることなく、工事用ゲートがあくことはなかった。
丸々3日間工事車両を止めたことになる。

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午後からは、さらに継続してブロックが積み上げられ、最終的には2400個になる予定。

さらにブロックの積み上げが行われている工事用ゲート

<さらにブロックの積み上げが行われている工事用ゲート>

午後からは、国が沖縄県を訴えた代執行裁判の第三回口頭弁論があり、事前集会へ参加するため午前中で辺野古を後にした。

裁判所前の広場で開かれた事前集会

<裁判所前の広場で開かれた事前集会>

入廷する翁長知事を励ますため開かれた事前集会には、およそ1000人の県民が集まった。

集まった県民を前に挨拶する翁長知事

<集まった県民を前に挨拶する翁長知事>

裁判は、県側が申請した尋問について「門前払い」も懸念されたが、翁長知事と稲嶺名護市長の尋問が次回以降の公判で行われることになった。

地元新聞の報道によると、「裁判長から非公開で和解勧告がなされ、二通りの案が提示された」という。

裁判所の意向で非公開のため、その内容については明らかになっていない。国側、県側ともに持ち帰ることになったが、沖縄にとって「辺野古埋め立て断念」以外に妥協の道があるはずはない。

 

 

2016年1月30日リンクURL