今年初めての辺野古。
早朝6時過ぎには、警視庁機動隊もスタンバイ、300人近い体制がとられているとのこと。
座り込む県民に対する警視庁機動隊の過剰警備の状況が、
新年になってますます凶暴化し、前日も70代の女性が救急車で運ばれている。
12月までは、工事車両が基地内へ入るのは、出勤時の朝7時過ぎの一回がほとんどだったのに対し
正月休み明けは、一日に3~4回も入るようになった。
そのたびに非暴力でゲートに座り込む県民の強制排除(ゴボウ抜き)が行われ
激しい攻防戦の中でけが人や逮捕者も出ている。
15日は私自身、5回もごぼう抜きに合い、さすがにへとへとになった。
しかも、カメラを構えていたら、後ろから襟首をつかまれて、引きずり倒され
打ち所が悪ければ、救急搬送になるところだった。
日々訓練で鍛え挙げられた、機動隊の腕力の強さは強烈だ。
スクラムを組んだ腕を引きはがされ、運ばれるときに機動隊の手袋をした手でねじり上げられたため
右手の中指が赤く腫れあがり、曲げると痛みが走る。
こちらは全身の力を抜き、担がれるまま、ただ運ばれるだけなのだが
彼らの手袋には鋲を打ったような固いぶつぶつがついており、強くつかまれたり、こすられたりすると
皮膚がめくれたり、黒いうっ血ができる。
列をなして基地の中へ入っていく工事関連車両を目の当たりにして、悔しさで胸がいっぱいになる。
今日はコンクリートミキサーが5台と、かなり立派なコンテナハウスのパーツを積んだ大型トラックが数台、
機動隊に守られて基地の中に消えていった。
県外から初めてゲート前行動に参加した人(男性)は
「沖縄の人たちが、愛する故郷を守ろうと必死に闘う姿に、涙が止まらなかった」と
目を真っ赤にしながら感想を語った。
引き続き、夕方からは17日告示される宜野湾長選挙の総決起大会に参加した。「辺野古は安全保障の問題であり、一地方の選挙には影響されない」とうそぶく安倍総理だが、宜野湾市民だけでなく、沖縄にとって重要な絶対に負けられない選挙である。