毎週金曜日は、女性が行動の指揮を執る担当(女性デー)」。朝6時朝日を浴びながら泊まり込み組、早朝組が集まってくる。
工事車両専用ゲートで、いつものように座り込み、機動隊との攻防30分あまり。
市民の抵抗の様子を、県警が威圧的に撮影。
撮影に抗議して、市民ののぼり旗でカメラを喘ぎる。
30分近い攻防の末、抗議市民は、ひとりひとりごぼう抜きにされて、装甲車と鉄柵で囲まれた檻のなかに囲い込まれ、結局20数台の工事車両が基地のなかへ消えて行った。
不屈の座り込みも1年が過ぎた。
台風接近に備え、この日は午前中で抗議行動を切り上げ、テントの片付けをみんなで行うことに。
台風がやってくるたびに、テントをたたみ、また組み立てる作業はかなり労力、時間がかかり、とても大変。けど、やるしかない。
台風はいいこともある。二週間前の11号台風のおかげて海上作業はストップしたまま、再開しないうちにまた台風がやってきたので、これからしばらく海上は作業ができない状況が続く。
ブルーシートがはがされ骨組みだけになってしまった座り込みテント。
家2軒分の引っ越しに相当するほど膨大な荷物が収められた泊まり込みテントの片づけは、夕方5時くらいまで続いた。
「座り込みテントは違法だ」と撤去を警告する国道事務所の看板も仲良くお片付け。
テントの横の花壇ではみんなが植えた松葉ボタンの花が元気よく咲いていた。