いま地球にいらないもの~原発と基地・軍隊

この地球上には人間がその欲望のために造り出した不要なもの、
というより害毒を及ぼすものがたくさんある。

いま、その筆頭は原発と基地・軍隊ではないだろうか。

原発は、フクシマの人たちから故郷を奪った。
放射能汚染でいつ故郷に帰れるのかわからないまま避難生活を送る人たちが、まだ何万人もいるというのに
原発再稼働、原発輸出のトップセールスマンを嬉々としてつとめるこの国の代表者。

米軍基地は、沖縄の人たちから故郷を奪った。
戦争が終わって捕虜収容所から戻ったら故郷の家や畑、先祖の墓さえも金網で囲われて立ち入ることができなかった。

それでも故郷の地に花は咲く

それでも故郷の地に花は咲く

以来70年、いまだに故郷は金網の中。その典型的な例が普天間基地である。

だから沖縄の人たちには、原発で故郷を失ったフクシマの人たちの気持ちが、胸に響くように伝わってくる。

今朝の琉球新報の社説は言う。
「ドイツのメルケル首相は東京都内での講演で、
ドイツが22年までの「脱原発」を決めた理由を「技術水準の高い日本でも予期しない事故が起こり得ると分かったからだ」と述べた。
大地震も津波もないドイツだが国民の安全を考え、原発推進から脱原発に転換したのである。

 「フクシマの教訓」をメルケル首相は生かし、安倍政権は何ら学んでいないと言わざるを得ない」

現在、沖縄には福島からの人たちを中心に、900人近い震災避難者が住む。
沖縄県は、この3月で期限切れとなる震災避難者支援(住宅の提供や公共交通機関の割引など)を
4月以降も続けると発表した。
帰還者への旅費援助も引き続き、一人当たり4万円を上限に支援するという。

4年目の3.11に思う。
いま自分にできることは何か!改めて考えたい。

3・11 Coccoさん

<3月11日、琉球新報>

2015年3月11日リンクURL