デニー知事、沖縄の平和への思いを貫け!県民がついている ~ 今日(10月4日)の辺野古

 最高裁判決を受け、国から辺野古設計変更申請の承認を勧告されている玉城デニー知事。その回答期限最終日となる今日、県民も緊張を強いられる一日となった。

 辺野古には、この日ゲート前の座り込みの人たちの表情をとられようと、県内外のメディアが数社一日中張り付いていた。


 ゲート前では「そもそも最高裁判決そのものが不合理極まりない。承認勧告など蹴とばせ!」「県民一丸となって知事を支えよう!」と、知事への激励の言葉が相次いだ。


 一回目の座り込みが終わって後テント下に戻り、参加者それぞれが、意見を述べ合った。

 体調不良でしばらく姿を見せなかった島袋文子さんも、ゲート前に来るために一生懸命リハビリを頑張ったと報告。「あの戦争の苦しみ、悲しみを再び来たらせないために、命がある限りゲート前へ通う!みんなでデニー知事を支えよう!」と力強く訴えた。

 元海兵隊員で、ベトナム帰還兵であるベテランズフォーピースのダグラス・スミスさんは、VFP琉球・沖縄支部が作った横断幕を披露、ゲート前に寄贈した。


 正午前、今日2日目の座り込み。沖縄南海上にある台風の影響で、一昨日から海上行動ができないたカヌーメンバーもゲート前の行動に参加、人数も増え、力強い抗議行動が展開された。

 軍事訓練でもあるのか、今日はやたらと兵士や弾薬を積んだ軍車両の出入りが激しい。

 

 午後3時前、今日3回目の座り込み。私たちがここで頑張ることが、デニー知事への最大の支援に他ならない。

 辺野古から帰りのバスの中で、デニー知事が記者会見を行い、「各方面からいろいろな意見が出されており、まだ検討中。現時点では承認することはできない」と、事実上の不承認を表明したとのニュースが伝わった。(拍手)

 一部メディアでは、国がデニー知事個人に900億円の損害賠償を検討しているとの報道もある。そんな脅しをはねのけての決断である。「個人に900億円の賠償請求? そんなことをしたら、非民主的、人権無視と、世界に恥をさらすのは”日本国”の方だ」「もし賠償を求められたら、国中、世界中から基金を集め、突き返してやろうではないか!」と、ゲート前は意気軒昂だ!

 玉城デニー知事の対応を受けて国は、明日(5日)にも強制代執行の手続きに入るとみられているる。国と沖縄県の闘いは、新たな段階に入る。

 

 

 

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