毒ガス、枯葉剤に次いで今度は生物兵器の開発のために
米軍が稲のいもち病菌を沖縄の水田にまいて実験を繰り返していたことが
明らかになった。
ときは1960年代はじめ、場所は「ナゴ」「シュリ」「イシカワ」となっているが
それが基地の中なのか民間地域なのかは明記されていないとのこと。
ただ「シュリ(首里)」には基地がないので
民間地域にある水田の可能性が高いと専門家はみている。
いもち病は稲に重大な被害をもたらす。
いまも稲作農家が最も恐れる稲の病気である。
その病原菌を散布し、周囲にどの程度の影響を及ぼすか
十数回からそれ以上の回数 実験が繰り返されたという。米を主食とするアジアの国々をターゲットとした生物兵器開発のための実験だったとみられるという。
まるで沖縄の島には人間は住んでいないかのような仕業。 まったく!やりたい放題としか言いようがない。
このニュースは、米軍が作成した報告書を
米国の情報公開制度によって、共同通信社が手に入れたものである。
このようにいかに重大な機密情報であっても
アメリカはある一定の期間が過ぎれば情報公開される 社会システムがある。
しかし、昨年末に成立した日本の特定秘密保護法は
国が決めれば何年たとうが永遠に闇の中、一切公開しなくていいことになっており
なんでも国、政府、官僚のやりたい放題、何をやっても国民は知る由もないという
恐ろしい悪法であることが、改めて身に染みた。