沖縄県議会~知事の辞任を求める決議を可決

県議会は10日開かれた臨時議会本会議で、仲井間知事が県民の意に反し、辺野古の埋め立てを承認したことに抗議し、辞任を求める決議を賛成多数で可決した。

DVC00253.JPG

決議文は「県議会が全会一致で求めた県内移設反対、普天間の国外・県外を求める決議を踏みにじるもの」と批判。辺野古埋め立てを承認する一方で県外移設の公約は変えていないとする姿勢を「開き直りは不誠実の極み、県民への冒涜」と厳しく追及し、「県民代表の資格はない。公約違反の責を認め任を辞して県民に信を問うよう求める」としている。 (沖縄タイムス11日朝刊より)

 

沖縄県議会で知事に辞任を要求して可決したのは初めてで、地方自治法に基づく不信任決議のような法的拘束力はないものの、県政史上はじめて県議会が知事に辞任を突きつけた意味は重い。

本会議では辞任決議に先立ち、政府に対する意見書「普天間の閉鎖・撤去と辺野古移設断念を求める意見書」も賛成多数で可決した。

一方、県都の那覇市議会(自民党が多数)も知事の辺野古埋め立て承認にたいする抗議決議を可決。  これに対し自民党県連は、「県連の方針に反する」として抗議決議に賛成した那覇市議団の処分を検討しているという。

しかしわずか一か月前まで自民党県連も県外移設を主張していたわけで、自らの変節で変わらなかったほうを処分するというのは筋の通らない話である。

市議団は処分が出た場合、集団離党も辞さない構えと、報道は伝えている。

知事

2014年1月11日リンクURL