手作り梅干しで 辺野古の闘いを応援! ~ 今日(6月29日)の辺野古・塩川

 今朝(昨日から)のビッグニユースは、玉城デニー知事がコロナ陽性になり、県議会日程が大幅に変更されるという。

 公務の滞りもさることながら、参議院選挙のさ中、今日から投票日直前まで知事が全く動けないということが、オール沖縄陣営にとって大きな痛手、その影響は計り知れない。ここぞとばかり、相手陣営には、岸田総理が応援に駆けつけるという。

 辺野古へ到着すると、ゲート前がやけに静かだ。先着の人たちによると「機動隊が来ていないし、いつもは40人は居並ぶ工事用ゲートの民間警備員が、両脇に一人ずつ立っているだけ。どうやら今日は辺野古ゲートからの搬入はなそう」とのこと。情報を集めると、選挙応援で総理が沖縄に来るので、その警備のため機動隊が動員されているらしいと。 急遽、抗議行動を塩川港に変更することになった。

 その前に、小さなセレモニーがあった。今年も、千葉県の女性たちから「辺野古で頑張っている皆さんへ」と、手作りの梅干しが送られてきたので、皆さんにお配りした。

   「梅干し  ありがとうございます!」

 まとめ役のOさんによると、今年はさらに梅干しを提供して下さる方が増えて、全部で10キロくらいの重さになったという。30人分を小分けして持ってきたが、まだ3分の1ほど残っている。これは、塩川や安和で頑張っている皆さんや、カヌーメンバーの弁当作りをしているボランティアグループなどに届ける予定である。 

 辺野古からまたバスに乗り直して30分、海路大浦湾に運ばれる土砂の積出している塩川港へ向かった。 

 ここは辺野古のゲート前とは違い、座り込みの時間は決まっていない。ダンプが休憩に入るお昼の1時間を除いて、一日中ずっと行き交うダンプの前を牛歩戦術で横断を繰り返す。 

   

 迷惑をかけるダンプのドライバーには、丁重に頭を下げて、停まってもらう。

 

 高齢で足の悪いこの方は、炎天下に傘もささず、ずっと舗道の椅子に座り幟をかざし続けていた。

 

 休憩なしで2時間余り、正午少し前にダンプが途切れたので、私たちも近くの本部港にバスで移動し、待合室で昼食。水曜日恒例のランチバイキングに変わりはない。

 梅干しと一緒に送られてきた「梅のラッキョウ酢漬け」も仲間入り。梅干しとはまた違った美味しさを味わった。「梅」は、熱中症予防、コロナウィルスにも強い健康食品!感謝!

  13:00、午後の行動開始。

 幟の向こうに立っているのは、防衛局の職員。幟を写したら、たまたま写り込んでいた。たまたまである。

 しかし、そのハンドマイクの声はかなりしつこい。「車両通ります。速やかに横断してください」と連呼。牛歩で横断する私たちを急かせる。

 午前中は我慢して聞いていたが、午後になって、一言声をかけた。「それ、逆ではないですか。”人が通ります。車両は安全に留意して運転してください”  というのが当たり前ではないですか?」と。完全に無視されたけど。 

 ダンプが運んでいるのは赤土。

 桟橋では、接岸している運搬船に、二台のベルトコンベアーが赤土を流し込むように積んでいた。 

 さらに、沖合には赤土を積み込むため7隻の運搬船が待機していた。

 午後もびっちり2時間牛歩戦術を貫徹して、まだダンプの列は続いていたが、帰路2時間以上かかる那覇からのメンバーは、塩川港を後にした。

 

2022年6月30日リンクURL